ニコンの新型デジタル一眼レフカメラ「D3S」の発売まで10日ほどに迫った。最高ISO102400というかつてない超高感度撮影機能を備え、デジタルカメラの可能性を大きく広げようとしている。
D3Sの登場で旧モデルとなる「D3」を愛用しているカメラマンにD3Sをいち早く触ってもらい、D3とD3Sで撮り比べをしてもらった。高感度域の画質はもちろん、オートホワイトバランスの仕上がりや白飛びや黒つぶれを抑える機能であるアクティブD-ライティングの進化のほどを実写画像でチェックしてみたい。
一眼レフカメラのフラッグシップモデルといえば、銀塩フィルム時代には10年がモデルチェンジの目安だった。だが、デジタル時代になって新しい技術が矢継ぎ早に盛り込まれるようになると、最上位モデルといえども陳腐化するのが早くなっているのが実情だ。
ニコンのフラッグシップモデル「D3」は、35mm判フィルムサイズとほぼ同じFXフォーマットの撮像素子を搭載し、圧倒的な高感度画質で大きな話題を呼んだ。発売されたのが2007年11月である。
それからほぼ2年後の2009年11月、後継機「D3S」が早くも登場する。画素数や連写速度といった基本的な部分は変わらないが、高感度側の常用感度をISO12800まで拡大したのが特徴だ。
流行の動画撮影機能の搭載や、ローパスフィルター上のゴミを落とすイメージセンサークリーニング機能の追加、アクティブD-ライティングの項目の細分化など、同社の最新デジタル一眼レフで採用された機能を追加した。シャッター音を小さくする静音モードを追加するといった細かな変更も見られる。









