11月4日午後2時、NTTナレッジ・スクウェア(東京・南麻布)が提供する有料ネット教育サービス「N-Academy」のウェブサイトがオープンした。ブロードバンドを活用して、例えば料理教室では、先生が調理する様子を受講者が映像で確認しながらキッチンに立ったり、受講者同士で作品を披露しあったりできるネットスクールだ。
事業を行うNTTナレッジ・スクウェアは、NTTグループとeラーニングのデジタル・ナレッジ(東京・飯田橋)とが出資して9月に設立した会社。資本金は4億8000万円で、出資比率はNTTグループが79.8%、デジタル・ナレッジが20.2%となっている。だがなぜ、NTTはeラーニング事業に参入するのか。
目的は、ブロードバンドサービスがなかなか普及しない現状を打破することにある。サイトオープンと同時に行われた記者発表会で、NTTナレッジ・スクウェアの古賀哲夫社長は次のように語った。
NTTナレッジ・スクウェアの古賀哲夫社長
「日本は2001年から光ファイバーを全国に張り巡らそうと取り組んできて、その結果、NTT以外も含め契約数は1600万に増えた。米国の契約数ですら300万程度でしかなく、今の日本は安く早く光ファイバーを使える“異常な”状態にある。だが、それを使うサービスがなかなか生まれてこない。米国では1メガ程度のケーブルTV回線などを通じてでも、グーグルやYouTubeがサービスをどんどん普及させてきた。グーグルアースなど、光でないと意味がないと思われるサービスなのにだ。本来、こうしたサービスは通信事業者がやるものではないのだが、教育コンテンツを広げていくプラットフォーマーになる」












