マイクロソフトの新OS「Windows 7」を搭載した年末商戦向けパソコンが各メーカーから一斉に登場した。ノートパソコンの注目ジャンルは「CULV」と呼ばれる超低電圧のCPUを搭載した10万円前後の薄型ノートだ。20万円クラスのモバイルノートに匹敵するスペックとA4ノートの使い勝手を併せ持っており、ネットブックに次ぐヒットを狙うパソコン各社が新製品を投入している。東芝は“ネットブックの進化版”という位置付けで、「ネットノート」という独自の名称で売り込む。日本エイサーは「ライトブック」という名称で販売に力を入れ、CPUを提供するインテルは「モバイル・サブノートPC」と呼んでいる。呼び方はさまざまだが、ここでは「CULVノート」と呼ぶ。

 各社の製品とその特徴を見てみよう。ネットブックのように低価格のパソコンを探している人にとっては、製品選びの選択肢の一つになるはずだ。

CULVノートとは?

 「CULV」とは、インテルの消費者向け超低電圧版(Consumer Ultra Low Voltage)のCPUのことだ。「Core 2 Duo SU9400」「Celeron SU2300」「Celeron 743」などいくつかの種類がある。これらのCPUを搭載した薄型のノートパソコンを「CULVノート」と呼ぶ。価格帯は6~12万円前後までと広いが、10万円前後が主戦場だ。

 ネットブックと比べて処理性能が数段高く、ディスプレイも大きくて画面が見やすい。本体サイズが大きいのでキーボードにも余裕がある。入力性能はA4ノートに匹敵する。

 ポジショニングは、ネットブック、モバイルノート、A4ノートの中間に位置する。今年の夏に海外メーカーが発売を開始し、Windows 7に合わせて国内大手メーカーがそろって参入してきたことから、一気に盛り上がりをみせている。

CULVノートは、ネットブック、モバイルノート、A4ノートの間にある空白地帯を埋める新ジャンルだ(画像クリックで拡大)