CULVノートの性能はどれぐらい?

 ネットブックより処理性能が高いと言われるCULVノートだが、実際はどれくらいの処理性能を持っているのかを調べた。以下のCPUを搭載するモデルでベンチマークソフト「CrystalMark 2004R3」を実行し、結果を比較した。CPUの性能を示すのは、ALU(整数演算)とFPU(浮動小数点演算)の数値だ。どちらも数値が大きい方が高性能となる。

Core 2 Duo SU9400(1.40GHz)

CULVノート用では最も高性能なCore 2 Duo SU9400。同じCPUを搭載するモバイルノートもほぼ同じ性能だ(画像クリックで拡大)

Celeron SU2300(1.20GHz)

デュアルコアCPUのCeleron SU2300。Core 2 Duo SU9400に迫る結果を出している。コストパフォーマンスの非常に優れたCPUと言える(画像クリックで拡大)

Celeron 743(1.30GHz)

Celeron 743はシングルコアCPUだ。結果はあまり奮わず、Celeron SU2300の約半分程度。しかしAtom N280に比べると処理性能は高い(画像クリックで拡大)

参考 Atom N280(1.66GHz)

ネットブックの大半が採用しているAtom N280。シングルコアCPUで、結果をみるとCeleron 743の85%程度となっている(画像クリックで拡大)

 ベンチマークテストはCore 2 Duo SU9400の優秀さが際立つ結果となった。Celeron SU2300もそれに迫る数値を出しているのは驚きだ。Celeron SU2300は、Core 2シリーズと同じアーキテクチャを採用しているデュアルコアCPU。Core 2 Duo SU9400に比べて2次キャッシュメモリーが1MBと少ない(Core 2 Duo SU9400は3MB)が、それ以外に大きな差はない。処理性能を重視するならCore 2 Duo SU9400かCeleron SU2300を搭載した製品を選ぼう。

 あまり奮わなかったのがシングルコアCPUのCeleron 743だ。クロック周波数はCeleron SU2300より高いが、実際の処理性能はAtom N280より若干高い程度。それでもWindows 7の動作はさほど重くない。インターネットやメールには十分なパフォーマンスだ。

 Windows 7は、前世代のWindows Vistaより動作が軽いのが売りだ。それでもメモリーは多く搭載している方が望ましい。CULVノートのメモリーは2〜4GBで、Windows 7を使うには十分足りる。メモリースロットを2つ備えるモデルもあり、購入後に増設もできる。ネットブックはほとんどの製品が1GBしかメモリーを搭載していない。メモリー容量の差はOSの体感速度に影響するので、この差は非常に大きい。

 グラフィックス機能は、どの製品もチップセットに内蔵するGMA 4500MHDを利用している。メモリーの容量によってビデオメモリーの割当量は違うが、性能に大きな違いはない。Windows 7で「Windows Aero」をスムーズに利用できる性能を持っている。