ボーズが2009年9月30日に発売したノイズキャンセリングヘッドホン「QuietComfort 15」(QC15)は、密閉型としては前モデルの「QuietComfort 2」(QC2)から実に約6年ぶりとなる新モデルだ。QC2に比べて大幅にノイズキャンセリング性能が向上した(そのために型番が一気に15までアップしているとのこと)というQC15を試してみよう。
まずはQC2とのノイズキャンセリング性能の違いについてだ。発表会では「実際にノイズキャンセリング性能をお試しください」と、参加者全員にQC15が配られた。飛行機のような暗騒音が流れる会場の中でQC15を装着し、スイッチをオンにしてみると……全体的にノイズレベルが下がるのだが、それでも近くでパソコンのファンが回っているようなノイズが聞こえている。
発表会ではジェット機内の騒音を再生し、ノイズキャンセリング性能を体験することができた。その音圧は93.5dB(デシベル)。騒音レベルの目安は70dBが「騒がしい事務所」、71〜78dBが「渋谷スクランブル交差点」、80〜90dBが「電車内、航空機内、地下鉄車内」とのことだ
「大幅に向上した結果がこの程度なのか……?」と疑問符の付いた筆者だったが、すかさず司会者から「申し訳ございませんでした」との声が。「実は今お試しいただいたのは、前モデルのQuietComfort 2です」という。
気を取り直して、今度こそ本物のQC15を装着し、スイッチをオンに。すると、体全体を震わせるようなそれまでのごう音が嘘のように消え、あたりが静寂に包まれる。すべての音が消えるわけではないが、不快な暗騒音はほとんど消えている。
「いかがでしたでしょうか?」という司会者の声はノイズキャンセリング機能によって低音がカットされているためか、マイクを通さない生声を聞いているような印象を受ける。少なくとも同社の創業者であるボーズ博士が思い立った「飛行機搭乗中のノイズをカットする」という意味においては、QC3に比べて大幅に性能がアップしているように思えた。











