東芝は2009年10月13日、パソコンの秋冬モデルを10月22日から順次発売すると発表した。昨年2月に同社が主導して普及に努めてきたHD DVD撤退後、ライバルメディアのBlu-ray Disc(BD)の採用を見送り続けてきたが、秋冬モデルで採用に踏み切った。主力のA4ノートやテレビノートにBDドライブを搭載する。13.3型ワイド/11.6型ワイド液晶を備えるCULVノートパソコンも新たに投入する。
BDドライブを搭載するのは主力A4ノートの「dynabook TX」やテレビノート「Qosmio G60」など。ビデオカメラのハイビジョン化やBDのレンタルサービス、BDレコーダーが一般に浸透してきており、競合他社でも多くのモデルがBDドライブを搭載する。BDにはDVDの約5倍のデータが保存可能。Qosmio G60では、独自の映像処理エンジン「SpursEngine」とBDの組み合わせで、地デジ番組のムーブも短時間でできる。
dynabook TXでは、予想実売価格16万円前後でBD搭載モデルを投入する。DVDドライブ搭載モデルとほぼ同じ価格帯だ。BDドライブ搭載パソコンとしては後発となる同社だが、独自の付加機能と低価格で競合他社との違いを打ち出した。
CULVノートパソコンは、ネットブックよりも処理性能が高く、画面も大きいのが特徴だ。「dynabook MX」シリーズとして、13.3型ワイド液晶を備えるモデルと11.6型ワイド液晶を搭載するモデルを投入する。13.3型ワイドモデルは画面が大きいほか、CPUにデュアルコアタイプのCore 2 Duo SU9400(1.40GHz)を採用し、メーンパソコンとしても利用できるモデルとして売り込む。11.6型ワイドモデルの方は約9.5時間の長時間バッテリー駆動と約1.58kgの軽さで、持ち運び用として訴求する。ネットブックでは物足りないという2台目需要も取り込みたい考えだ。
そのほかのモデルは、ボディーデザインを一新。デスクトップからノートパソコンへスムーズに乗り替えられるようにA4ノートにはテンキーを搭載した。カラー展開は従来機種と同様、黒、白、ピンクの3色展開。OSは全機種、Windows 7を採用する。
ラインアップは、A4ノートが「Qosmio G60」「dynabook Qosmio GX」「dynabook TX」「同 TV」「同 EX」「同 CX」、モバイルノートが「dynabook SS RX2」「同 MX」「同 NX」、ネットブックが「dynabook UX」の10シリーズ38機種。
各シリーズの概要は次ページ以降を参照してほしい。
(文/三浦善弘=日経トレンディネット)











