リンガーハットは10月1日から、グループ全店で用いる野菜をすべて国産野菜に切り替えることを宣言した。消費者が食に抱く安全・安心志向の高まりが、外食チェーンのメニューを変えようとしているのだ。これまでにも契約農家で生産した野菜を使う外食チェーンはあったが、「グループ全店でぎょうざの具に至るまですべての野菜を国産化。外食チェーンでは初の取り組みとなる」(リンガーハット・米浜和英会長兼社長)。

ちゃんぽんだけでなく、ぎょうざの具も野菜は国産ものに(画像クリックで拡大)

リンガーハット・米浜和英会長兼社長

 発案のきっかけは、米浜会長兼社長が日本フードサービス協会で会長を務めていた時に実施した産地見学会で、産地で食べる野菜のおいしさを強く認識したことだった。安定的に同じ食材を大量確保しなければならない外食チェーンは、輸入ものの冷凍カット野菜に頼らざるをえないのが実情。だが消費者の安全・安心志向が高まっていたこともあり、米浜氏が2008年9月に社長に復帰した際、「日本の新鮮な野菜を使おう」と社内に呼びかけ計画が動き出した。