パソコンを組み立てて最新技術に触れる。日本ヒューレット・パッカードは「都民の日」である2009年10月1日、パソコンの東京生産10周年を記念して、パソコン組み立て教室を東京昭島工場で開催した。昭島工場のある東京都昭島市の公立小学校12校の生徒が対象で、同社としては初の取り組みだ。
自分たちの住む市にパソコンの工場があることを知ってもらい、最新のIT技術やパソコンに関する理解を深めるというのが趣旨だ。同社が全世界で掲げる地元貢献、地域社会への参画の一環でもある。各校代表2名と先生たちが参加。組み立てたパソコンは学校に寄贈される。子供たちは初めて見るパソコンの中身に戸惑いながらも、一生懸命組み立てた。
組み立て教室は午前と午後の2部構成。午前の部には、共成小学校、拝島第三小学校、中神小学校、武蔵野小学校、拝島第四小学校、玉川小学校の5、6年生が参加した。ヒューレット・パッカードの歴史や工場内部の説明を聞いたあと、日本HPの清水直行昭島事業所長の合図で組み立て作業を開始。まずは手袋をして、静電気による故障を防ぐ静電ストラップを手首に取り付ける。熟練のエンジニアがサポートしながら、メモリー、CPU、HDD、光学ドライブなどを本体に取り付けていく。
デリケートなCPUを取り付ける際には、緊張して手を滑らせて落とす生徒も。マザーボードになかなかメモリーを装着できずに苦労しながらも、およそ40分で組み立ての作業が完了。東京生産を示す「MADE IN TOKYO」のシールを張りパソコンが完成した。電源を入れてWindowsが起動すると参加者からは「やった」と喜びの声が上がった。無事、参加者全員のパソコンが起動し、清水事業所長も安堵した。参加した女子生徒は「メモリーを挿すとき、指が痛かったけど、勉強になった」とパソコンに興味を持ったようだ。
組み立て後には、工場内を見学。子供たちは手際よくパソコンを組み立てる様子を食い入るように見つめた。
(文/三浦善弘=日経トレンディネット)











