パナソニック

Let'snote S8

実売価格:20万円前後

発売日:2009年10月22日

このモデルの注目ポイント ライバル機種はズバリこれ!
・標準電圧版のCore 2 Duoを搭載
・16時間の長時間バッテリー駆動
・モバイルWiMAXを標準装備
・明るくて見やすいワイド液晶
・落下や衝撃に強い堅ろうボディー
・東芝 dynabook SS RX2

 モバイルノートの定番、パナソニックの「Let'snote」シリーズ。その中でも特に人気のある「Let'snote W8」がフルモデルチェンジして「Let'snote S8」に生まれ変わった。軽くて堅ろうなボディーを継承しながら、処理性能とバッテリー駆動時間を大幅に底上げした。ディスプレイは12.1型ワイドになり、店頭モデルはモバイルWiMAXを標準で搭載する。進化をとげたLet'snote S8を早速、チェックしてみよう。

モバイルノートのレベルを超えた高い処理性能

 Let'snote S8の大きな特徴は、標準電圧版のCore 2 Duo P8700(2.53GHz)を搭載することだ。前モデルのLet'snote W8や各社のモバイルノート、後述する“CULV(消費者向け超低電圧版プロセッサー搭載)ノート”は、バッテリー駆動時間を延ばすために超低電圧版のCore 2 Duoを搭載する。消費電力が少ない半面、標準電圧版に比べると処理性能が劣るのが欠点だ。

 Core 2 Duo P8700(2.53GHz)はA4ノートなどに搭載されるものだ。パナソニックによると、Core 2 Duo SU9400(1.40GHz)を搭載したLet'snote W8と比べると約1.7倍近く高速という。B5サイズのモバイルノートで、同レベルのCPUを搭載するものはほとんどない。

CPUには標準電圧版のCore 2 Duo P8700(2.53GHz)を搭載する(画像クリックで拡大)

Windows 7の「パフォーマンスの情報とツール」のスコア。CPUスコアは6.1をマークしている(画像クリックで拡大)

Let'snote S8(左)と超低電圧版のCore 2 Duo SU9400(1.40GHz)を搭載した製品(右)の処理性能を、ベンチマークプログラム「CrystalMark 2004R3」で比較してみた。CPUの処理性能を示すALUとFPUの値を見ると、Let'snote S8が大幅に上回っている(画像クリックで拡大)

パナソニックが新製品発表会で示した資料。バックグラウンドでウイルスソフトを動作させながらワードで作業した場合の作業完了までかかる時間を比較したものだ。Let'snote W8と比べて1.7倍スピードアップしているという(画像クリックで拡大)

 標準電圧版CPUは、超低電圧版に比べて処理性能が高い分、発熱量が多い。そのため本体の発熱やファンの騒音が気になるところだ。Let'snote S8ではファンメーカーと協力して、独自形状の小型ファンを開発したほか、内部設計を一から見直している。

 試作機を使っての感想だが、CPUに高い負荷が長時間かかると本体底面が熱くなるものの、触れないほどではない。夏場でなければ膝の上において使っても大丈夫だろう。ファンの回転音は高負荷作業時に若干気になるものの、普段はほとんど気にならなかった。

 メモリーは2GBをオンボードで搭載する。メモリースロットの空きが一つあり、最大4GBまで増設可能だ(直販モデルは最大8GBまで増設可能)。HDDの容量は250GB。グラフィックス機能はチップセットに内蔵された機能を利用するが、最新の3Dゲームを動かすのでなければ問題はないだろう。ビジネスシーンで利用頻度の高い「PowerPoint」や「Photoshop Elements」などは軽快に動作する。

 Windows 7 Professionalの動作はとても軽快だ。Windows 7は、Windows Vistaより動作が軽いうえ、A4ノートと同じ性能のCPUを搭載しているため全くストレスなく動作する。

Let'snote S8はDVDスーパーマルチドライブを搭載する。従来機種と同様、パームレスト部分がふたになっている「シェルドライブ」だ。大容量のUSBフラッシュメモリーやオンラインサービスの普及により、メディアとしての必要性が薄れつつある光ディスクだが、まだまだ必要な人は多いだろう(画像クリックで拡大)