モニターに映った仮想の物体を触れたり,その存在を感じられたりする――。東京ゲームショウ2009で、慶応義塾大学 大学院メディアデザイン研究科の舘研究室と,東京大学 大学院情報理工学系研究科の川上研究室が共同で、触覚や小型プロジェクターを使った新しいAR(augmented reality=拡張現実)技術の研究成果を披露している。
公開しているデモは3種類。振動モーターを組み込んだペンで、仮想の物体を触ったり動かしたりできる「Pen de Touch」(写真1)。指先にモータを組み込んだデバイスを取り付け、指先に圧力とせん断力を伝えることで仮想の物体をつかんだり、重さを感じさせたりできる「GravityGrabber」(写真2)、加速度センサとカメラを組み込んだ小型プロジェクターで映したキャラクターが、現実の世界の色や形を検知して動きを変える「Twinkle」である(写真3)。
例えばPen de Touchでは、ペンの後端に取り付けた3点のマーカーの位置を、天井に取り付けた6個のカメラで読み取ることで、ペンの位置や高さ、傾きなどを検知する(写真4、5)。これと仮想物体との位置関係を基に、ペンの振動モーターを動かして「物体に触った感覚」を与えるしくみになっている。
舘研究室らは研究デモは、会場内ホール2にある「コフェスタ」ブース内で行われている。
(文/山田 剛良)











