ペンタブレット世界シェアトップのワコムは2009年8月25日、音楽分野への参入商品の第一弾「nextbeat」を9月18日から発売すると発表した。プロDJ向けで、MP3などの音楽ファイルを再生しながら、別の音源を混ぜたり、再生速度を変えたりできる。得意分野であるタッチセンサーを採用した。価格は16万9800円前後。欧州でも9月25日から販売する。北米での販売は検討中だという。年間2万〜3万台の販売を見込む。
nextbeatは今年3月の発表以来、欧州や米国の音楽イベントに参考出展したり、プロDJへの試用機会を作ったりして認知度を高めてきた。同社によると、DJ機器のマーケット規模は全世界で年間1200億円。プロDJは全世界で100万人以上いる。安ければ売れる市場ではなく、定番商品が値崩れすることなく長期間売れる傾向があるという。高粗利で、競合メーカーも少ないことから参入を決めた。
タッチセンサーコントローラー、2つの音源のミキサー、エフェクター、サンプラーなどの機能を備える。DJプレイの肝である手や指の微妙な動きをとらえるセンサーには、ペンタブレッドの開発で培ったセンサー技術を用いた。レコード向けのDJ機器ならターンテーブル部分に相当する部分だ。これを触って音を逆回転させたり、効果音を鳴らしたりできる。本体は30cm×30cmというレコードジャケットサイズ。持ち運びしやすく、どこでも同じようにDJプレイが可能だ。
音源はコンパクトフラッシュ(CF)かUSB接続したパソコンのHDD内のデジタル音源を利用できる。最大64GBのCFをサポートしており、9999曲まで扱える。CFを使えばパソコンは不要。パソコンがフリーズして演奏中に楽曲が途切れるトラブルを防げる。多くのプロDJは、楽曲をインターネットからダウンロードしているため、レコードやCDではなくデジタルの音源を採用した。対応フォーマットはWAV、MP3、AAC-LC、AIFF。











