8月21日に発売された資生堂の「ウーノ フォグバー」は、今までになかった新タイプの男性用整髪料だ。シャンプーで落としにくいヘアワックス(以下、ワックス)を落とす専用シャンプーの取材を進めるうちに、ポストワックスを狙う新整髪料を発売すると、資生堂から知らされたのだった。

 28日からオンエアが始まるテレビコマーシャルでは、瑛太、小栗旬、妻夫木聡、三浦春馬の旬な売れっ子たちを起用。力の入れようがうかがえる。先行して27日からインターネットではCMが公開されたが、それを見て最後に流れる一文に驚いた。「さよならWAX」、なんとも強烈なコピーでワックスへの決別を宣言しているのだ。いったい、どんな整髪料なのだろうか?

「ウーノ フォグバー」。左から「がっちりアクティブ」「しっかりデザイン」「ふんわりマッシュ」。容量100ml、850円(税抜き)。左上の専用ヘアコームは、「ウーノ フォグツール」800円。http://www.shiseido.co.jp/uno/(画像クリックで拡大)

包装フィルムをはがした状態。一見、整髪料とはわからないパッケージデザインは、さすが資生堂。「今までと違う製品だ」という期待感を抱かせる(画像クリックで拡大)

きちんと自立する(画像クリックで拡大)

 「ウーノ フォグバー」は、資生堂が分子設計から研究した「フィットポリマー」(化粧品成分表示名称:ポリアクリレートクロスポリマー-3)という粘着性ポリマーを用いた整髪料だ。ワックス以前のジェルやフォームもポリマーを用いていたが、違いは粘着性ポリマーであること。粘着性ポリマーとは、付箋紙や粘着テープなどの粘着部に用いられるもので、ジェルやフォームに用いられた従来のポリマーのように硬い皮膜にならない。髪にセットした後も、固まらずに柔らかい皮膜で髪を覆い続ける。

従来のポリマーでセットした髪は、セット後に一度、崩すと再セットはできなかった。粘着性ポリマーなら崩した後の再セットが可能

資生堂ヘア製品開発グループ・藤山泰三氏が、従来のポリマーを使ってセットした髪とフィットポリマーを使ってセットした髪の再現性を実演してくれた(画像クリックで拡大)