この記事は日経トレンディ8月号(7月4日発売)特集「婚活ビジネス最前線」を転載したものです。情報は基本的に発売時点のものとなります。

 婚活ブームの拡大に伴い、幅広い企業が婚活向け新商品、新サービスを投入。婚活市場の中核を担う結婚情報サービスも大きく進化を遂げている。今、婚活ビジネスの最前線では何が起こっているのか。

 まるで「就活」(就職活動)のように、結婚を目指して主体的かつ積極的に活動する「婚活」。昨年から注目され始めたこの言葉が、今年に入り広く浸透している。ビジネスの中核となる結婚情報サービス以外にも、幅広い業態が婚活市場に参入。飲食店や百貨店、旅行から果ては野球場まで、婚活を切り口にした新サービスを仕掛け、顧客の取り込みを狙っている。婚活ビジネスは百花繚乱。市場は日々拡大している。

 こうしたなかでも特に注目を集めるのが、東京・六本木にある会員制シングルスバー「GREEN」だ。08年3月の開業後、半年間は赤字続きだったが、「婚活のできるバー」と打ち出した途端にブレイク。今では予約が取りにくいほどの人気だという。「名刺や身分証明書の提示が必要な完全会員制なので、婚活の場として安心感につながっているようだ」(本多有太オーナー)。

バー

独身の男女が集まる
完全会員制の婚活バー

広い店内(画像クリックで拡大)

 会員制シングルスバーの「GREEN」。男性は30~40代、女性は20代後半~40代前半が中心で、男女比は4対6。男女が同席した場合、女性のチャージ料、飲食料はすべて男性が払う。1回の入店で男性は1万6000円程度の出費となる。

スタッフがカップリングを行う(イメージ写真)