2009年3月の内閣府消費動向調査によると、一般家庭における温水洗浄便座の普及率は69.1%。今や、約7割の家庭で温水洗浄便座を利用している時代となった。しかし、毎日使ってはいても温水洗浄便座を自分で選んだ経験を持つ人は少ないのではないだろうか。温水洗浄便座は、1980年代~90年代前半に普及した。こうした時期に取り付けた便座もそろそろ寿命。家やマンションを購入する時、リフォームの時、そして今使っている温水洗浄便座が壊れた時に慌てないように、温水洗浄便座を購入する時のポイントと最新トレンドを押さえておこう。

温水洗浄便座には一体型とシート型がある

 まず知っておきたいのは、温水洗浄便座には2種類あることだ。便器と温水洗浄便座がセットになったのが「一体型」。温水洗浄便座のみで便器は別というのが「シート型」だ。

 一体型は便器も一緒に設置することになるため住宅設備の領域。家を建てる時やリフォームの時に、業者に依頼して設置する。

 シート型は、今使っている便器の上にセットして使う。こちらは家電量販店やホームセンターなどでも売られている。業者に依頼しても良いが、自分で買ってきて取り付けることも可能だ。一体型は、便器と便座がトータルにデザインされており「これがトイレ?」と思うようなスタイリッシュなものも販売されているのが特徴。とりあえず付いていれば良いというのであれば安く済ませることもできるが、家を建てる時やリフォーム時となると、トイレ空間全体をトータルにコーディネートしたいというニーズも高い。ただ、便器と便座が一体なので便座だけ取り替えるのは難しいという面もある。一方のシート型は簡単に取り換えられる。最新の製品なら大きな節電効果も期待できる。

 温水洗浄便座主要メーカーは、一体型とシート型、それぞれ別のブランド名で展開している。例えばパナソニック電工の「アラウーノ」は一体型のブランド名であり、シート型ならパナソニックの「ビューティ・トワレ」となる。家電量販店に行って「アラウーノ」を探しても見つからない。同じくTOTO、INAXも別々のブランド名となっているので注意が必要だ。さらに各メーカーで「温水洗浄便座」の呼称が異なる。おなじみ「ウォシュレット」はTOTOの呼称。INAXは「シャワートイレ」、パナソニックはブランド名と同じ「ビューティ・トワレ」と呼んでいる。

温水洗浄便座のブランド名

一体型 シート型
TOTO ネオレスト アプリコット
INAX サティス パッソ
パナソニック アラウーノ(パナソニック電工) ビューティ・トワレ