フォトイメージングエキスポの参考出品でカメラファンを驚かせた富士フイルムの立体デジカメが、ついに発売決定! これまでにない撮影が楽しめるデジカメとして、注目の1台だ(画像クリックで拡大)
富士フイルムは2009年7月22日、コンパクトデジカメ「FinePix」の新製品発表会を都内で開催した。発表されたのは、世界初の3D立体撮影・表示が可能な「FinePix REAL 3D W1」と、薄型の高倍率ズームモデル「FinePix F70EXR」をはじめとする全4機種だ。
特に注目度の高い「FinePix REAL 3D W1」と「FinePix F70EXR」に関して、発表会場に展示されていた実機を触ってのリポートをいち早くお送りしよう。
動画も飛び出す! かつてない立体表示に驚く「FinePix REAL 3D W1」
立体撮影が可能な「FinePix REAL 3D W1」は、この春に開催されたカメラ機器の展示会「フォトイメージングエキスポ2009」で参考出品されていたプロトタイプとほとんど同じデザインで製品化された。
立体撮影時は、背面の液晶モニターのライブビューも立体で表示される。立体視は特殊なメガネなどを用いる必要がなく、手軽なのが魅力だ。静止画だけでなく、動画も立体で撮影できるのには驚かされた。
ただ、立体撮影向けのボタンが多く追加されており、ある程度カメラに慣れた人でも操作に戸惑うかもしれない。レンズの構造上、縦位置撮影時は立体撮影が不可能なのも残念だ。
3Dの立体撮影と表示が可能なコンパクトデジカメ「FinePix REAL 3D W1」。人間の目と同じく、2つのレンズで被写体を立体的に捕らえる仕組みだ。本体はやや大柄で、手の小さな女性には大きめだ。撮影時、指がレンズにかかりやすい点に注意したい(画像クリックで拡大)
レンズバリアを閉じたところ。ボディーの外装はプラスチック製で、光沢のあるピアノブラック塗装が施される。高級感はあるが、指紋や汚れが目立ちやすい(画像クリックで拡大)
背面。中央の2.8型液晶モニターは、裸眼での立体視に対応した3D液晶だ。3D表示は静止画と動画の両方で可能。表示画素数は23万ドットで、3D表示時は左右それぞれの目に向けた画像を11.5万ドットずつ使って表示する仕組み(画像クリックで拡大)
3Dの静止画を表示したところ。この写真では立体感がまったく再現されていないが、実際には手前の島の部分が飛び出して見える。立体に見えるのは正面方向に限られ、斜め方向からでは正しく立体視できない(画像クリックで拡大)
3D関連の機能が盛り込まれているため、背面の操作ボタンの数はかなり多い。液晶モニターの左右にびっしり詰め込まれており、配列も特殊なだけにある程度慣れが必要だろう。ボタンを押すと青白く光る仕組みなのはユニークだ(画像クリックで拡大)
パナソニックの多機能コンパクトデジカメ「LUMIX DMC-LX3」(右)との比較。DMC-LX3は比較的大柄だが、FinePix REAL 3D W1はさらに大きい(画像クリックで拡大)
分解モデルの写真。正確な立体写真の撮影には、2つのレンズユニットの位置や間隔を高い精度で合わせる必要がある。剛性の高いアルミダイキャストフレーム(右後方)の採用により、それを可能にした(画像クリックで拡大)
本体には、まったく同じ仕様のレンズユニットやCCDを2つ内蔵している。これを左のアルミダイキャストフレームに直接取り付けている(画像クリックで拡大)