オーストラリアの精肉売り場のルーミートコーナー(画像クリックで拡大)

 スーパーマーケットやレストランでよく目にする肉といえば、牛、豚、鶏の3種類。最近は、羊肉、馬肉も人気が出てきた。そんななか、日本の精肉市場でのシェアを伸ばそうとしている肉がある。カンガルー肉(ルーミート)だ。

 輸出元のオーストラリアでは、カンガルー肉は日本人にとっての牛、豚、鶏と同じくらいポピュラーな食材。現地のスーパーマーケットには、牛や豚と同等に陳列されており、年間約4000トンが消費されている。ヨーロッパ(ロシア、フランスを中心にドイツ、スイス、スウェーデン、ベルギーなど)でも年間約1万1000トンが消費される。それに比べ、日本の消費量は年間15~20トンにとどまっている。

会見を行うバセル株式会社の長友社長(画像クリックで拡大)

 こうした状況を改善しようと、オーストラリア食材商社のバセルがカンガルー肉の試食会を開催した。同社の長友社長は「ルーミートは、安全性とへルシーさで注目を集め健康食として過去10年で急速に需要が高まっています。まずは外食産業やインターネット販売で認知を高め、ルーミートを食べてくれる消費者を増やし、ポピュラーな食材に成長させたい」と語った。また、ルーミートをスーパーで販売する場合、想定価格を問われると「輸入牛肉以上、国産牛肉以下の価格を想定している」と話した。