日本エイサー

Aspire Timeline 3810T

実売価格:8万9800円

発売日:2009年6月5日

このモデルの注目ポイント ライバル機種はズバリこれ!
・Core 2 Duo搭載で9万円を切る安さ
・約8時間の長時間バッテリー駆動
・大きく打ちやすいキーボード
・スリムなボディー
・パナソニック Let'snote T8
・東芝 dynabook SS RX2/T7J
・ソニー VAIO type Z VGN-Z71JB
・富士通 FMV-BIBLO MG FMVMGD70P

 日本エイサーの「Aspire Timeline 3810T」(以下、3810T)は、13.3型ワイド液晶とCore 2 Duoを搭載するスリムなモバイルノートだ。最大の特徴は9万円を切る安さ。ほぼ同じスペックのモバイルノートの約半額だ。安いだけでなく、約8時間というバッテリー駆動時間も魅力だ。3810Tは高価なモバイルノートの代わりになるのか、ネットブックよりお買い得なのか、その実力を検証していこう。

20万円クラスのモバイルノートと並ぶ処理性能

 安くても、処理性能は20万円クラスのモバイルノートと同じレベルだ。CPUは超低電圧版のCore 2 Duo SU9400(1.40GHz)。Core 2 Duoには、A4ノートなどに搭載されている通常電圧版、13型、14型クラスの液晶を備える大型のモバイルノートに搭載されている低電圧版、そして12型クラスのモバイルノート向けの超低電圧版がある。

 超低電圧版は、クロック周波数が低いため処理性能が低い。その半面、消費電力が非常に低く、バッテリー駆動時間が長いのが特徴だ。パナソニックの「Let'snote」シリーズや東芝の「dynabook SS RX2」など、ビジネスマンに人気のモバイルノートで採用されている。それと同じCPUを3810Tも搭載している。下図のWindows Vistaのスコアからも分かるように、20万円クラスのモバイルノートと処理性能は同レベルだ。

 安さの理由は、インテルの“CULVプロセッサ”というプラットフォームを採用しているだめだ。ネットブックのヒットで、モバイルノートでも安ければ売れることが証明された。メーカーはより広いユーザー層を取り込むために、ネットブックの弱点、画面の小ささや処理性能を改善した低価格なモバイルノートを投入してきたのだ。CULVプロセッサをいち早く採用したのが3810Tなのだ。

Windows Vistaの「パフォーマンスの情報とツール」のスコアを比較してみよう。左がAspire Timeline 3810Tで、右はLetsnote W8。同じCore 2 Duo SU9400(1.4GHz)を搭載しており、「プロセッサ」のスコアは同じだ(画像クリックで拡大)

ネットブックに多いAtom N280(1.60GHz)との比較。左がCore 2 Duo SU9400搭載のAspire Timeline 3810Tで、右Atom N280搭載ネットブック。CPU性能を示す「ALU」「FPU」のどちらのスコアを見ても、Core 2 Duoの方が圧倒的に速い(画像クリックで拡大)

 メモリーは2GB、HDDは250GBと、こちらも20万円クラスのモバイルノートとほぼ同じスペックだ。Windows Vistaを使ってもストレスを感じることはなく、将来的に「Windows 7」へアップグレードしても快適に使えるはずだ。もちろん、本製品も日本エイサーによるWindows 7優待アップグレードの対象製品になっている。

 本体の発熱は、ベンチマークテスト後でも底面やパームレストが少し暖かくなる程度であまり気にならなかった。動作音も静かで、静かな会議中にも使える。

 注意したいのは光学ドライブを内蔵しないことだ。AVノートとして、DVDビデオを視聴したり、音楽CDを聴いたりはできない。外付け光学ドライブは1万円以下で買えるので、必要なら後から購入すればよいだろう。ちなみにリカバリーディスクは付属せず、購入後に自分で作成しなければならない。この辺は、安い分、目をつぶるしかない。