発売中の「日経トレンディ」8月号「ケータイ&テレビ これが新常識」では、急速に変わるケータイとテレビの業界動向と新サービスの詳細をハード・ソフトの両面から徹底追及している。なかでも日本のテレビ業界が動向を注目しているのが、米国で人気を集めるテレビ番組配信サイト「Hulu」だ。
ようやく民放とNHKが有料配信に本腰を入れ始めた日本とは対照的に、米国のテレビ番組配信サービスは、すでに“無料配信”へと向かっている。
特にABC、NBC、FOXのテレビネットワークが参画する無料配信サイト「Hulu」が、YouTubeなどに次ぐ巨大動画配信サイトとして急成長している。
会員数は数百万人規模(正式な数字は非公表)。昨年の米大統領選挙の際、コメディ番組内で放送された「共和党副大統領候補のサラ・ペイリン氏のパロディビデオ」を配信したところ、ユーザーに大受け。これをきっかけに台頭したのだ。
米国の調査会社によれば、Huluは視聴回数でGoogle(YouTube)、Fox Interactive Mediaに次ぐ第3位の動画配信サイトに躍り出た。ユニークユーザー数は約400万人と見積もられている(いずれも4月時点)
Huluは今年6月時点で、「ザ・オフィス」「フレンズ」「ザ・シンプソンズ」などの人気番組を含む約5万本のテレビ番組と約400本の映画を、動画広告を付けて無料配信している。多くの番組が、テレビでの放送後24時間以内にHuluで配信されるという。
ユーザーインターフェースも分かりやすく、「Facebook」などのSNS上に動画を埋め込めるなど、ネット上での共有もしやすい。さらにHuluで流れる動画広告には「好き」「嫌い」というボタンが表示され、視聴者は商品の感想をスポンサーに伝えることもできる。











