日本ヒューレット・パッカードは2009年6月26日、夏のボーナス商戦向けのデスクトップパソコンの新モデルを同日から発売すると発表した。全4シリーズあり、セパレートタイプはデザインを一新。2万円台の低価格モデルも用意した。デスクトップパソコンでは主に台湾メーカーなどが、3万円程度の低価格機を発売して注目を集めている。日本HPも2万円台からの新モデルを投入して対抗する。ノートPCは5万円の安さを売り物にする「ネットブック」の登場で低価格が進む。今後はデスクトップでも価格競争が加速する可能性がある。

日本ヒューレット・パッカードのデスクトップパソコンの秋モデル。夏のボーナス商戦期に合わせて投入する(画像クリックで拡大)

ネットブック以下の価格で買えるシンプルモデル「p6000シリーズ」

最小構成価格が2万円台の低価格機「HP Pavilion Desktop PC p6000」シリーズ(※液晶ディスプレイは別売り)(画像クリックで拡大)

 「HP Pavilion Desktop PC p6000」シリーズは、最小構成価格2万9820円の低価格モデル。デスクトップならではの拡張性とパフォーマンスを維持しながら、ネットブック以下に価格を抑えたシリーズだ。ミニタワー型のきょう体の前面には鏡面仕上げを施して、高級感を出した。付属のキーボードはボタンのレイアウトを見直し、使い勝手を高めた。

 上位シリーズのe9000シリーズと同様、200万通り以上のカスタマイズメニューを用意する。2万9820円の最小構成モデルは、CPUにCeleron 450(2.20GHz)、1GBのメモリー、160GBのHDDを搭載。OSはWindows Vista Home Basicとなる。ディスプレイは別途用意しなければならないが、処理性能はネットブックよりも高いという。

高性能グラフィックスと高い処理性能を持つ「e9000」シリーズ

最上位機種の「HP Pavilion Desktop PC e9000」シリーズ(※液晶ディスプレイは別売り)(画像クリックで拡大)

 「HP Pavilion Desktop PC e9000」シリーズは、全モデルにクアッドコアCPUを搭載した同社のデスクトップの最上位機種だ。パソコンゲームや動画編集などの用途に向いている。BTO(受注生産方式)で、CPUの種類やメモリー、HDDの容量などをカスタマイズできる。カスタマイズメニューは200万通り以上あるという。最小構成時の価格は6万9930円。

 きょう体は、拡張性の高いミニタワー型。前面は鏡面仕上げで、中央のHPロゴ部分が立体造形になっている。メモリーカードスロットやUSBポートを前面の上部に配置して取り外ししやすいようにした。460Wの大容量電源を備え、NVIDIAの最新グラフィックスカード「GTS250」なども搭載できる。

 CPUはインテルのCore i7、Core 2 Quad、AMDのPhenomII×4から選べる。光学ドライブにはDVDスーパーマルチに加え、Blu-ray Disc(BD)ドライブも選択可能だ。地上デジタルチューナーや簡単に抜き差しできる外付けHDD「ストレージタンクPC」(最大4.5TB)などもオプションで選べる。