午後7時過ぎの新宿・歌舞伎町。5月28日にオープンした「築地銀だこ」の立ち飲みスペースでは、スーツ姿の男性客がたこ焼きをツマミにジョッキを空ける。男性客が手にしているのはビールではなく、ハイボール。実はこの立ち飲みスペース、「築地銀だこハイボール酒場」と銘打った銀だこの新業態なのだ。
夕方5時からのバータイムになると、スパイシーなソースをたこ焼きに付けて、レタスに包んで食べる「レタスdeたこ焼」など、アルコールに合うメニューも登場する。同チェーンを運営するホットランドによれば、今後も首都圏の繁華街を中心に「築地銀だこハイボール酒場」を展開する計画という。6月8日には人形町店もオープンした。
ハイボールと聞いて、「懐かしい」と感じるのは40代以降の方だろう。もともとはアルコールの炭酸割りを指す言葉というのが一般的な理解だが、焼酎の炭酸割りが「チューハイ」として定着したため、最近ではウイスキーの炭酸割りを指すことが多い。昭和30年代に庶民の間で爆発的人気を誇ったトリスバーの主力商品で、トリスウイスキーのハイボールは「トリハイ」「Tハイ」とも呼ばれ親しまれた。このハイボールが今なぜ復活の兆しを見せているのか。

















