【リアップX5 VS プロペシア】
初代より即効性が期待できるX5
プロペシアとの対決はどちらに軍配?

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 「リアップX5でようやく“国際標準”になった」と東京メモリアルクリニック・平山の佐藤明男院長は話す。欧米を見渡すと、以前からミノキシジルは2~5%がスタンダード。米国では以前から濃度5%の「ロゲイン」が定番で、日本での発売を待ち望んでいた人も多いはず。では、実際の効果は1%と5%でどのくらいの差があるのか。

 大正製薬が承認申請時に添付した、リアップX5と初代リアップを比較した臨床試験結果がある。これによると、総毛髪数、太毛数ともに、X5のほうが有意に改善。被験者はそれぞれ異なるとはいえ、1.2~1.4倍程度の差は見られた。濃度ほどの大差とまではいかないが、1%の従来品で結果が出なかった人でも試してみる価値はあるようだ。

 1%の従来品は、有効性が認められる日数の目安は6カ月だった。臨床試験を受けて、X5は「4カ月で発毛効果が認められたので、期間も短縮できた」(大正製薬)。即効性を期待したい人には朗報だろう。

 ただ効果が高まった一方で、副作用例も増加。前述の臨床試験では、リアップよりも刺激の弱い基剤(製剤のベースとなる液体)を使用しているにもかかわらず、X5のほうが副作用例は多かった。13例のうちの12例は皮膚症状で、濃度が上がったぶんだけ皮膚への刺激が強まったと考えられる。ちなみにX5には、08年発売の「リアッププラス」のような清涼感のあるメントールなどは含まれていない。

リアップX5を大解剖

効果は1%の何倍?

 1%と5%の比較臨床試験では総毛髪数、太毛数ともに有意差が見られた。被験者が異なるため単純比較はできないが、毛髪の増加率は1.3倍程度。有効性が4カ月で確認できたため、従来品より日数が2カ月短縮された。

08年発売の「リアッププラス」も、1日2回6カ月の使用が原則(画像クリックで拡大)

総毛髪数の増加は約1.3倍?

注)Tsuboi R,et al J Dermatol 2009 in pressをもとに編集部で作成

ロゲインとの違いは?

「ロゲイン」の基剤はプロピレングリコール。皮膚への刺激は比較的強いといわれる(画像クリックで拡大)

 米国で販売されているミノキシジル5%の「ロゲイン」との違いは、ベースとなる基剤。リアップX5は肌への刺激が弱いブチレングリコールを使っている。副作用は相対的に出にくいとみられる。

副作用は?

 臨床試験時の副作用は、リアップよりX5が多かった。X5の基剤(ブチレングリコール)はリアップ(プロピレングリコール)より皮膚刺激が弱いため、同じ基剤で比較していれば、もう少し差が開いた可能性もある。

副作用の可能性も高まる

  リアップ リアップX5
対象例数 150例 150例
副作用例の総計 8例
(5.3%)
13例
(8.7%)

代理購入はできる?

セルフチェック用の「ご購入カード」(画像クリックで拡大)

 改正薬事法では対面販売が原則。だが、配偶者など本人以外が購入できるかどうかは、明確に定められていないというのが現状のようだ。