「ヱヴァンゲリヲンケータイ」とは、NTTドコモが劇場版アニメ「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」とのコラボレーションモデルとして3万台(当初)の限定販売を行う、いわゆる“キャラクターもの”の携帯電話だ。これまでキャラクター系の携帯電話をあまり手がけてこなかったNTTドコモが、2009年夏モデルのサプライズ端末として取り上げたうえ、価格も一括購入で9万7000円前後と、これまでの慣例を打ち破る異例づくしの携帯電話として注目を浴びている。

 コラボレーションとしては、2009年6月27日公開の映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』の劇中にこの端末が登場する。端末デザインについては、庵野秀明監督と新劇場版の製作会社であるスタジオカラーが全面監修を行った。その完成度は一般的なキャラクターものの域を超えた、こだわり抜いた一品だ。

 今回、このNTTドコモとエヴァンゲリオンという異色のコラボレーション企画が立ち上がった経緯やNERVケータイのコンセプトについて、NTTドコモのプロダクト部第三商品企画の中村吉伸担当部長、神谷俊彦氏、板橋通子氏に話を伺った。(聞き手/島徹、酒井康治、文/島徹)

NERVケータイを手がけたプロダクト部第三商品企画の中村吉伸氏、神谷俊彦氏、板橋通子氏(画像クリックで拡大)

予約終了、今からエヴァケータイを購入する方法は?

 ヱヴァンゲリヲンケータイ「SH-06A NERV」は、2009年6月5日にドコモショップとEVANGELION STOREにて2万台分の予約受付を開始した。ところが、予約希望者が殺到したのに加え、システムトラブルも重なり、予約開始からわずか数時間で受付を終了した。

 この影響により、ドコモショップ向けの予約数が予定の2万台を超えたため、予約者向けに7500台の追加生産が決まった。その結果、限定数は一般量販店向けの1万台を合わせて「3万7500台」に変更された。言うまでもなく、これからヱヴァンゲリヲンケータイを入手するには、当日販売を行う量販店を探すか、量販店やドコモショップのキャンセル待ちを狙う必要がある。

 なお、このインタビューは端末の予約開始前に行っており、これらの事情は反映されていない。そのため、“予約開始前”であることを意識して読み進めても、面白いだろう。