xDピクチャーカード対応のデジカメが、少しずつ減り始めている。

 2009年6月16日、オリンパスイメージングはマイクロフォーサーズ対応デジタル一眼「オリンパス・ペン E-P1」を発表した(詳細なスペックなどを掲載した記事はこちら)。スペックをチェックした人なら気づいたと思うが、E-P1の記録メディアはSD/SDHCメモリーカードで、xDピクチャーカードには対応していない。

 実は、6月11日に富士フイルムが発表したコンパクトデジカメ「FinePix Z300」も、従来機で採用していたSD/xD両用スロットが廃止され、SD/SDHCメモリーカードのみの対応となった。

 富士フイルムとオリンパスイメージングといえば、xDピクチャーカードを推進してきた代表メーカーだ。この2社がxDピクチャーカードに対応しないデジカメを相次いで投入したことから、「とうとうxDはなくなるのか…!?」と不安に思う人もいるだろう。両社から撤退などのアナウンスは出ていないが、現在のxDピクチャーカードの状況を踏まえつつ、今後の行方を推測してみたい。

 xDピクチャーカードは、スマートメディア(当初はSSFDCと呼ばれた)の後継として2002年に登場した。スマートメディアは薄いという特徴があったが、サイズが大きかったことや、薄型のために大容量化が図りにくい(最大容量は128MBだった)、端子がむき出しのため静電気などで壊れやすいなどのデメリットがあった。

初期のデジカメで、コンパクトフラッシュとともに多くの機種で採用されていたスマートメディア。一時は携帯音楽プレーヤーでも使われたが、大容量化が図りにくいなどの理由で消えていった(画像クリックで拡大)

スマートメディアの後継として登場したxDピクチャーカード。デジカメの小型化に備えてサイズを小型化するとともに、大容量化に対応した設計に一新した(画像クリックで拡大)

 それらの欠点を解消すべく、最大8GBの大容量化と小型化をうたって登場したのがxDピクチャーカードだ。現在主流のSDメモリーカードと比べても小さく薄いため、デジカメ用記録メディアとして普及すると期待された。

スマートメディア(左)、SDメモリーカード(中央)、xDピクチャーカード(右)。xDピクチャーカードはSDメモリーカードよりも小さいうえに薄く、サイズ的なメリットは上だ(画像クリックで拡大)