デジカメ写真をパソコンで見返していて、写真をどこで撮ったか思い出せなくなった経験はないだろうか? 特徴的な被写体が写っていれば問題ないが、気軽な小旅行やスナップ撮影では正確な場所まで思い出せないケースも多い。

 そんな撮影で便利なのが、撮った写真に位置情報を付加する「GPSユニット」だ。パソコンの地図ソフトやWebの地図サイトと連携させれば、撮影した場所を写真ごとに表示してくれる。位置情報を利用して、撮影地点ごとに写真を分類する機能も持つ。写真を撮る・撮らないにかかわらず、自分の移動した経路を一定間隔で記録する機種もあるので、撮影旅行の軌跡を見ることも可能だ。

 旅行の思い出がグンと引き立つGPSユニット。今回は、鉄道写真撮影でGPSユニットを利用し、おもな製品の使い勝手を実際に試してみることにした。

今回使用したデジカメ用GPSユニット3製品を紹介!

ソニー
GPS-CS3K
実売価格:1万8900円前後
発売日:2009年3月13日

 デジカメと直接接続せずに利用するタイプのGPSユニット。電源を入れると、GPSで得た日時と場所のログデータを内蔵メモリーに一定間隔で記録していく。撮影後、パソコンで写真の撮影日時とログデータを照合し、一致するログデータのGPS情報を写真に書き込む仕組み。デジカメのメーカーや機種にかかわらず利用できるので、デジカメを買い替えても使い続けられるのがポイントだ。

本体は一般的なコンパクトデジカメと比べ、ひとまわり小さいぐらい。厚みは23mmと、各社の最新コンパクトデジカメと同じかやや厚めだ(画像クリックで拡大)

 撮影した写真にログデータ内のGPS情報を書き込むのは面倒な作業ではない。Windows対応パソコンから付属の「GPS Image Tracker」でログデータと写真データを読み込み、「画像に位置情報を保存」のボタンを押すだけで写真にGPS情報を書き込んでくれる。

GPS Image Trackerの画面。右側の枠に写真データをドラッグして、「画像に位置情報を保存」ボタンを押すだけで写真データにGPSの位置情報が書き込まれる。ログデータを基に、旅したルートが水色の線で表示されるのが楽しい(画像クリックで拡大)

 本体にはSDカード/メモリースティックDuoスロットを搭載している。撮影した画像のJPEGデータが入った記録メディアを差し込めば、パソコンなしで画像にGPS情報を書き込める。

 写真を撮る・撮らないにかかわらずログデータを記録し続けるため、行き帰りの経路をログとして記録できるのも便利。ベルトなどに付けられるビニール製の専用ケースが付属し、多少の雨でも使える。

本体内にSD/SDHCメモリーカードとメモリースティック Duo兼用のスロットを搭載。撮影済みのメモリーカードを差し込めば、パソコンなしでGPS情報を書き込める(画像クリックで拡大)

電源は単3形乾電池1本を使用する。電源を入れっぱなしで使っても、まる1日の撮影は余裕という印象だ(画像クリックで拡大)

透明ビニール製のケースが付属する。表面にドット状の模様が付けられており、明るい屋外では液晶の視認性がきわめて悪くなる(画像クリックで拡大)

本体側面に操作ボタンを用意する。購入後に基本的な設定を済ませておけば、あとはほとんど操作する必要はない(画像クリックで拡大)

▼ここがナイス!
・測量誤差が少ない
・単3形アルカリ乾電池1本で1日以上使える
・SDメモリーカードやメモリースティックDuo対応デジカメで撮影した場合、本体のみでGPSデータを写真に書き込める
▼ここが気になる…
・コンパクトフラッシュなどで撮影した場合は、あとで写真にGPSデータを書き込む必要がある
・写真にGPSデータを書き込むソフト「GPS Image Tracker」がMacintoshには非対応
・電波が受信できない状態が長時間続くと「デモモード」に移行し、その解除が面倒
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