レノボ・ジャパン

ThinkPad W700ds

実売価格:75万6000円

発売日:2009年2月29日

このモデルの注目ポイント ライバル機種はズバリこれ!
・収納式のサブディスプレイを搭載
・グラフィックスに便利なデジタイザーを内蔵
・ノートパソコンとしては最高の装備と性能
・日本ヒューレット・パッカード HP EliteBook 8730w Mobile Workstation
・デル Precision M6400

 レノボ・ジャパンの「ThinkPad W700ds」は、17型ワイド液晶と10.6型液晶の2つのディスプレイを搭載した高性能なノートパソコンだ。パームレスト部分にはワコム製のデジタイザーを内蔵する。これだけの機能を装備しているため、本体はノートパソコンとしては最大級。重さは5kgもある。価格も飛び抜けており、ダイレクト価格で75万6000円だ。

 オフィスで高性能なデスクトップを使っているデザイナーやフォトグラファー向けに発売した。レノボは、外出先でのプレゼンテーションや打ち合わせ時もデスクトップと同じ操作感やパフォーマンスを求めるユーザーは少なくないと見たからだ。購入層は限られるが、存在感は圧倒的で、コンセプトは非常に興味深い。戸田覚氏も連載(関連記事)で、展示会のモックレベルで終わるのが一般的な規格外のモデルを市場に投入したことを評価している。ThinkPad W700dsの実力を細かく見ていこう。

巨大なボディーに2つのディスプレイを搭載

 巨大なボディーのサイズは410(W)×310(D)×51.4〜52.2(H)mm、重さは約5kg。大きさは下の写真を見てもらえれば、一目瞭然(りょうぜん)だ。16型ワイド液晶を備えるA4ノートより一回り以上大きい。

ノートパソコンとしては超巨大なサイズだ。16型ワイド液晶を搭載する富士通「FMV-BIBLO NW」(中央)と比べても大きさが際立つ。5.6型ワイド液晶を搭載する富士通のミニノート「FMV-BIBLO LOOX U」(右)が豆粒のようだ(画像クリックで拡大)

 最大の特徴は、メーンの17型ワイド液晶ディスプレイと、収納式の10.6型液晶を搭載することだ。解像度は、メーンの17型液晶が1920×1200ドットのフルHDに対応。サブの10.6型液晶は768×1280ドットで、こちらの方が縦の解像度が少し高い。サブディスプレイは、メーンディスプレイの右側面に収納してあり、側面から少し押し込むと飛び出る。三面鏡のように少し角度をつけられる。

 メーンの17型ワイド液晶は、フルHDの解像度を持つ液晶としてはムラがなく、コントラストも高い。画質は優秀だ。ただし上下方向の視野角はそれほど広くない。サブディスプレイの画質も良好だが、メーン液晶の画質が良いだけに、比べると少し見劣りする。

 どちらの液晶も非光沢タイプで、外光の映り込みは気にならない。輝度調整機能は、両方のディスプレイに同時に効くようになっている。

メーンの17型ワイド液晶。1920×1200ドット表示に対応するフルHD解像度だ。画質も優秀で、画像や動画の編集などに向いている(画像クリックで拡大)

サブの10.6型液晶。メーン液晶の背面に収納されている。引き出し式で、押し込むと出てくる。少し強く押し込めば収納できる(画像クリックで拡大)

メーンディスプレイで作業しながらサブディスプレイでメールをチェックするなどの用途が考えられる。アドビの画像編集ソフト「Photoshop」であれば、サブ液晶にツールパネルを表示するなど、色々な使い方ができる(画像クリックで拡大)

画面のプロパティ。サブディスプレイの解像度は768×1280ドットで、縦方向がメーンディスプレイより少し高い(画像クリックで拡大)

サブディスプレイを開いてデュアルディスプレイ状態にすると、広大なデスクトップが得られる。画面は2つのディスプレイを同時にキャプチャしたものだ(画像クリックで拡大)