前回はソニーのBDレコーダー「BDZ-A950」から同社の携帯音楽プレーヤー「ウォークマンXシリーズ」への“おでかけ転送”の設定を行い、予約録画までの流れを説明した。今回は録画した後に、レコーダーにウォークマンを接続して録画したタイトルを転送する流れを紹介しよう。

ボタン一つで手軽に転送できる「ワンタッチ転送」

 最もお手軽な転送方法は「ワンタッチ転送」だ。レコーダーのUSB端子にウォークマンをUSBケーブルで接続し、レコーダー前面の「ワンタッチ転送ボタン」を押すだけで転送が始まる。なお、USB端子は前面ドア内と背面に装備されているので、背面端子を使えば前面ドアを開けずに転送可能だ。

 レコーダーの電源がオフでも、ワンタッチ転送ボタンを押せば電源がオンになり、転送が開始されるという親切設計を採用している。この場合、転送されるファイルは「ワンタッチ転送リスト」のタイトル(「高速転送」を指定して録画した未転送のファイル)だ。上記の「ワンタッチ更新転送の設定」によって、最新3日分/1週間分/2週間分と指定して更新転送することもできる。

 「好みの番組だけを転送したい」という時は、レコーダーのGUI「おでかけ転送」からタイトルを選択して転送することも可能だ。高速転送にかかる時間は、1時間番組で2分(384kbps)~5分(768kbps)程度。

 また、高速転送「切」または「録画2」で録ったタイトルの転送も可能だが、再エンコードが必要なため、ほぼ実時間が必要になる。

レコーダーのGUI「おでかけ転送」では、HDDに録画した番組を複数選んで転送できる(画像クリックで拡大)

 「映画を見ていたら眠くなって途中で止めてしまった」というような場合は、録画したタイトルの見ていない部分だけをウォークマンに転送し、続きから見ることも可能だ。タイトルを転送する際に、すでに視聴した部分があると、タイトルの頭から転送するか、あるいは、続きから転送するかが選べる。「続きから転送」を選べば、ウォークマンで続きを見られる仕組みだ。このあたりも、なかなかよく考えられている。

高速転送「入」、記録レート768kbpsで録画した1時間の番組を、約5分でウォークマンに転送できる(画像クリックで拡大)

レコーダーで途中まで再生した番組は、続きから転送もできる(画像クリックで拡大)

 ダビング10の番組はおでかけ転送するごとにコピーカウントが1つ減る。従来機のBDZ-A70では「おかえり転送」をするたびにコピーカウントが減るだけで、「おかえり転送」をしてもカウントを戻すことはできなかった。だがBDZ-A950/750ではおかえり転送するとダビング10のコピーカウントを復活できるように改善されている。