シャープのノートPC「Mebius」が約1年ぶりに“復活”した。タッチパッド部分に同社独自デバイスである「光センサー液晶」を搭載したネットブック「Mebius PC-NJ70A」を5月下旬に発売する。予想実売価格は8万円前後。タッチパッド部分にさまざまな情報や画像を表示できるほか、タッチ操作や手書き文字入力ができる。液晶のシャープらしい付加機能を武器に競争が激化するネットブック市場に参入する。

タッチパッド部分に「光センサー液晶」を搭載するネットブック「Mebius PC-NJ70A」(画像クリックで拡大)

 光センサー液晶は、液晶上のトランジスター構成面に光センサーを内蔵し、画像を表示するだけでなく入出力デバイスとしての役割を持つ液晶だ。従来のように入力用のタッチパネルを液晶に張る必要がなく、薄型化と表示品質の向上が実現できるという。光センサー液晶の上に置いたものの形状を読み取るスキャナー機能なども持つ。今回は読み取り機能は備えないが、後日、何らかの読み取りアプリケーションをタウンロード提供する予定という。

 Mebius PC-NJ70Aでは、光センサー液晶をタッチパッド部分に採用した。指でなぞってカーソルを動かせるのはもちろん、複数の指で画像を拡大したり、スクロールしたりできるマルチタッチ操作が可能。液晶なので、タッチパッド部分にカレンダーや時計を表示することもできる。指でも付属のスタイラスでも入力できる。任天堂の携帯用ゲーム機「ニンテンドーDS」などが採用する抵抗膜方式と、アップルのスマートフォン「iPhone」などが採用する静電容量方式の両方のいいところを取った。マウス操作とタッチ操作は左右クリックボタンの間のボタンで切り替える。

光センサー液晶は854×480ドット表示対応の4型。非常に高精細で視野角も広い(画像クリックで拡大)