アニメ専門放送局「アニメシアターX(AT-X)」を運営するエー・ティー・エックスは、人気オンラインアクションゲームをアニメ化した『アラド戦記 スラップアップパーティー』の放送開始に合わせて、独自のクロスメディア展開を4月から開始した。

AT-Xが放送する『アラド戦記 スラップアップパーティー』
(C)2009 NEOPLE/NEXON・D&F製作委員会(画像クリックで拡大)

オンラインゲームのアニメ化が難しいワケ

 『アラド戦記』とは、オンラインゲーム大手のネクソンが運営するアクションRPG。本場の韓国では1000万IDを誇り、国内でもすでに80万IDを獲得している。

 ただ、こうした人気タイトルが原作とはいえ、一般にオンラインゲームのアニメ化は難しいと言われている。その大きな理由は、オンラインゲームにおけるプレイヤーの自由度の高さにある。

 ゲームメーカーが作ったストーリー(=ゲーム進行)をプレイヤーがなぞっていくパッケージゲームと異なり、オンラインゲームの場合はゲーム進行にプレイヤーの行動が大きく関与する。

 そもそもオンラインではベースのストーリーも漠然としている。その一方で、プレイヤーに求められるミッション(クエスト)は細かく設定されているケースが少なくない。このため、全体的なつながりが見えにくいのである。

 つまり、アニメ化にするに当たっては、オンラインゲームの目的をきちんと具現化し、それをシナリオ化することが求められているのだ。