アップル

MacBook Pro 17インチモデル

実売価格:31万8800円

発売日:2009年3月

このモデルの注目ポイント ライバル機種はズバリこれ!
・アルミ削り出しのユニボディー
・色域を60%拡大した、美しい大画面液晶
・8時間駆動・1000回充電の新バッテリー
・デル XPS M1730
・ソニー VAIO type A
・東芝 dynabook Qosmio GX

 最新のアップル「MacBook Pro 17インチモデル」は、ガラスを使用した光沢液晶、グラフィックスの切り替え機能、大幅に駆動時間を延ばしたバッテリーなど、見所満載。実機を借りられたので、アップルがMacBook Proシリーズ最高峰をうたう実力を試してみた。

 MacBookシリーズの中で、MacBook Pro 17インチモデルは、特に高いスペックを求めるユーザー向けの製品だ。フォトグラファー、映像作家など外出先でも高い処理能力を必要とするプロフェッショナルがメーンのターゲットだ。

 17型ワイド液晶を搭載した本体は、迫力あるサイズ。だが、厚さは2.5cm、重さは2.99kgと、大きさの割には薄くて軽い。このクラスのマシンだと厚み4cm、重さ4kgオーバーなんていう重量級がごろごろしていることを考えると、MacBook Proのスリムさと軽さは群を抜いていると言える。

 特筆すべきはボディーの頑丈さ。ボディーの端を片手で持ち上げてもまったく不安はない。これまでのMacBook Proは、同じように端っこをつかんで持ち上げるとミシミシと音を立てて不安に思うことがあった。アップル自慢のアルミ削り出し一体型ボディー、通称「ユニボディー」は剛性の面で、確かに大きな効果がある。さらに、パームレストとキーボード、そして側面まで継ぎ目がないため、見た目の上質感も格段にアップした。

 端子類は、すべて本体左側にまとめられている。MacBookシリーズの中で一番充実しており、USB2.0端子を3つ搭載する。そのほか、LAN端子(ギガビット)、FireWire 800、ExpressCard/34、光デジタル兼用のオーディオ入力・出力、そして新しいMacBookシリーズから採用したMini DisplayPortを搭載する。端子類を片側にまとめてしまうのは、賛否両論あるだろう。人によっては、マウスなど右側につなぎたい周辺機器があるかもしれない。一方で、ケーブル類がすべて左側から出ることで、机上でケーブルが散乱せず、見た目が美しいというメリットもある。すっきりした本体右側面にはスロットイン方式の光学ドライブを搭載している。

 ガラス製のトラックパッドは、そのクリック感やクリック時の音、指の滑りなど、感覚的な部分を詰めるのに何カ月もかけたという。あるいは、ディスプレイの開閉時に指をかけるためのくぼみ。このくぼみも、開けやすく、見た目にも美しい形を検討するため、100パターン以上も試作した。アップルの製品は、一つのデザインを何年も使い続ける。だからこそ、このように細部まで徹底的にこだわり抜いた、妥協のないデザインが可能なのだろう。

端子類は、本体左側面に集められている。左から電源、LAN(ギガビット)、FireWire 800、USB2.0×3、Mini DisplayPort、光デジタル兼用オーディオ入力、光デジタル兼用オーディオ出力、ExpressCard /34。右端にはバッテリー残量を示すインジケーターがあり、丸いボタンを押すとバッテリー状況を緑色のLEDの数で教えてくれる(画像クリックで拡大)

右側は至ってシンプル。スロットローディング式の光学ドライブとセキュリティーケーブル用のスロットがあるのみ(画像クリックで拡大)

MacBook Proシリーズではおなじみの暗い場所でキーの刻印が光るバックライト機能ももちろん装備。美しいだけでなく、プレゼンテーション会場や飛行機の中などで重宝する、きわめて実用的な機能だ(画像クリックで拡大)

ディスプレイ品質の高さもMacBook Pro 17インチモデルの特徴。解像度は1920×1200ドット、コントラスト比700:1。前モデルと比べ色域を60%拡大。ノートPCとは思えないほどのクオリティーだ(画像クリックで拡大)