約1年ぶりに一新したエントリーデジタル一眼レフ「EOS Kiss X3」。“キスデジ”らしいシルエットはそのままに、上位機種に迫る機能を詰め込んだ(画像クリックで拡大)

 2009年3月25日、キヤノンから入門者向けの新型デジタル一眼レフカメラ「EOS Kiss X3」(以下、Kiss X3)が発表になった。2008年にもっとも売れたデジタル一眼レフカメラ「EOS Kiss X2」(以下、Kiss X2)の後継機種であり、否が応でも注目が高まる。

 Kiss X3の発売は4月下旬の予定。予想実売価格は、ボディー単体が9万円前後、レンズキットが10万円前後、ダブルズームキットが13万円前後の見込み。

 2009年のデジタル一眼レフ市場を占う1台になりそうな本機だが、強化された機能や装備について詳しく見ていくことにしたい。

見た目の変化は最小限だが、話題のHD動画撮影機能を搭載!

3月上旬にアメリカで開催された「PMA2009」では、予想に反してデジタル一眼レフカメラの新製品の展示はなかった(画像クリックで拡大)

 EOS Kiss DIGITALシリーズの新機種は、例年ならば2008年秋にドイツで開催されたフォトキナか、先日アメリカで開かれたPMAのタイミングに合わせて発表されるのが普通だった。だが、大方の予想に反して発表がなかったため、今年の秋以降にずれ込むのではないかとの憶測も飛んだ。

 CIPA(カメラ映像機器工業会)の発表によると、今年1月の日本メーカー製レンズ交換式一眼レフカメラの対北米輸出台数は、対前年比でなんと92%以上も落ち込んだという。PMAはディーラー向けの展示会であることから、PMAでの新製品発表は商品の買い控えが広がる懸念もあったのかもしれない。そこで、コンシューマー向けイベントのPIEにタイミングを合わせることで、ファンの期待に応えようとしたのではないだろうか。