キタを通らずには行けなかった神戸 - 奈良への移動。乗り換えの多さと1時間半以上かかる時間は、イラチで短気な関西人にとって小旅行、「わざわざ」行くという感覚だ。3月20日に開通する阪神なんば線で、ついに神戸−難波−奈良間を乗り継ぎなしで移動できるようになる。乗り継ぎなしといっても実際に「日常の足」として使えるか、それがどんな効果をもたらすか。また2010年に平城遷都1300年を迎え、マスコットキャラクター、せんとくんがフル稼働の奈良への足として、阪神なんば線と近鉄との連携はどうなのか事前試乗会に参加して検証した。

※イラチ=せっかち(関西の方言)

 阪神なんば線とは簡単にいえば、阪神西大阪線と近鉄奈良線の間の3.8kmをつないだ路線。既存の阪神西大阪線も3月20日から阪神なんば線となる。現在の西大阪線の終着駅「西九条」駅から新設の「九条」「ドーム前」「桜川」を経て「大阪難波」へ通じる。阪神、近鉄が相互乗り入れし、快速急行は、「大阪難波」から「尼崎」間をラッシュ時は通過運転、昼間は各駅運転して「三宮」まで乗り入れ、準急、区間準急、普通は、「大阪難波」から「尼崎」間を各停運行する。

阪神なんば線路線図。「近鉄難波」は3月20日から「大阪難波」と駅名を変更(画像クリックで拡大)