試乗会場にずらりと並んだ新型インサイト(画像クリックで拡大)

 新型ホンダ「インサイト」に試乗した印象の筆頭は、「フツーのクルマだなぁ」というもの。開発陣も「普通のクルマにしたかった」と念入りにアピールしていたから、筆者のような嗜好性を持つユーザに対しては、彼らの目論見は大成功ということになる。ちなみに、筆者にとって「フツー」はかなりの褒め言葉なので、その点、誤解されないようにお願いしたい。

 次に来るのは「速い!」だ。想像していたレベルを、はるかに超えた加速力を見せてくれた。「1.3Lだからなぁ……」的な先入観があったことに加えて、後述するような錯覚効果も多分に含まれているだろう。だがそれを理解していたつもりでも、その速さには少々驚かされた。

 そして、実燃費もいい。クルマ単体の性能に加えて、計器類などヒューマン・マシンインターフェースの工夫による「コーチング機能」が有効に機能し、相乗効果で燃費を向上させている印象が強い。

 試乗したのは、最廉価版(車両本体価格189万円)の「G」グレードに、オプションのリアカメラ付きHDDインターナビゲーションシステムとETC車載機を装着した、おそらく最も売れ筋となるだろう仕様。試乗コースは、東京タワー付近から国道15号線を下っていき、羽田から首都高速で戻るというルートだ。比率的には一般道47:首都高速53という感じになるだろうか。

今回試乗したのは最廉価版の「G」グレード。ホイールは鉄製でホイールキャップ付き(画像クリックで拡大)