ソニーの液晶テレビ「BRAVIAシリーズ」の新モデル「F5シリーズ」と「W5シリーズ」が発表された。F5シリーズは従来の人気モデルである「F1シリーズ」の後継モデルということで注目度が高い。F5の32V型以外は4倍速の最新液晶パネルを採用するという意欲的なラインアップで、F1以上の人気モデルになりそうだ。4倍速液晶の視聴感をまじえて、BRAVIA F5シリーズの魅力をチェックしてみよう。

ソニーが2009年4月24日に発売する「BRAVIA W5/F5シリーズ」(画像クリックで拡大)

32V型以外はすべて4倍速液晶を搭載

 BRAVIA F5シリーズは、ミドルクラスの下位モデルと位置付けられている。同時発表の上位モデルであるW5シリーズとの大きな違いは、デジタル3波チューナーの数。W5はダブルチューナーであるのに対して、F5がシングルチューナーを搭載している点だ。ベゼル(液晶周りの枠)のデザインもW5の方がより狭くなっており、高級感のあるデザインを採用している。F5は46V型、40V型、32V型がラインアップされ、倍速の32V型以外は4倍速の液晶パネルを採用しているのが最大の特徴だ。なお、W5は52V型、46V型、40V型のラインアップになり、全モデルが4倍速液晶を採用している。

左から52V型の「KDL-52W5」(予想実売価格45万円前後)、46V型の「KDL-46W5」(同37万円前後)、40V型の「KDL-40W5」(同29万円前後)(画像クリックで拡大)

左から32V型の「KDL-32F5」(予想実売価格16万円前後)、40V型の「KDL-40F5」(同27万円前後)、46V型の「KDL-46F5」(同35万円前後)(画像クリックで拡大)

 ダブルチューナーはあった方がベターだが、W5は録画機能を装備していないために、裏録画でダブルチューナーを生かすことができない。そうした点では、比較的低価格で4倍速のF5の方が実用上のコストパフォーマンスは高いだろう。

 F5シリーズの外見は、ソニーらしい都会的でスタイリッシュなデザインだった従来のF1シリーズと比べると、かなりシンプルでスリムになった印象だ。画面のベゼルは従来の約5cmから約半分に狭額縁化されており、ダークグレーのベゼルを透明アクリルで化粧したレイヤーコートで高級感を演出している。スピーカーの開口部をフレーム下に設けることで、スピーカーを見せないシンプルなデザインだ。本体の厚みも75mmとスリム化されている。壁寄せで設置する場合は、シンプルな方がインテリアにマッチするかもしれない。

本シリーズで唯一、倍速液晶を搭載する32V型モデルの「KDL-32F5」(画像クリックで拡大)

40V型の「KDL-40F5」。3.1chのフロントサラウンドスピーカーシステム「HT-CT500」(6月25日発売予定、予想実売価格6万円前後)を取り付けている(画像クリックで拡大)

従来モデルの「F1シリーズ」よりもさらに狭額縁化を実現。ダークグレーのベゼル上に透明アクリルをかぶせた、シンプルながら高級感のあるデザインを採用している(画像クリックで拡大)

こちらはW5シリーズのベゼル部。F5シリーズよりも高級感を演出している(画像クリックで拡大)

F5シリーズ(左)とW5シリーズ(右)のベゼル下部。W5シリーズの方が液晶下部がスッキリしているのが分かる(画像クリックで拡大)

F5シリーズ(左)とW5シリーズ(右)のベゼル下部。W5シリーズの方が液晶下部がスッキリしているのが分かる(画像クリックで拡大)