今年3月14日のダイヤ改正で夜行列車がまた姿を消す。まず寝台特急「富士」・「はやぶさ」(「富士」は東京―大分、「はやぶさ」は東京―熊本をそれぞれ結ぶ。東京−門司間は併結)が廃止される。これにより東京と九州を結ぶブルートレインは全廃となり、東京駅発着のブルートレインは姿を消す。

 そして、夜行快速の「ムーンライトえちご」(新宿―新潟)と「ムーンライトながら」(東京―大垣)は定期運行を終了し、今後は繁忙期のみ運転される臨時列車となる。

(参考URL)
JR東日本 2009年3月ダイヤ改正について
http://www.jreast.co.jp/press/2008/20081216.pdf

JR東海 平成21年3月ダイヤ改正について
http://jr-central.co.jp/news/release/nws000232.html
http://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000003911.pdf

■「ムーンライトながら」とは?
 「ムーンライトながら」は東京−大垣間を走る夜行快速列車だ。現在のダイヤは、下りが東京23時10分発・大垣6時52分着、上りが大垣23時19分発・東京5時5分着となっている。普通列車(快速列車)だが全席指定席なのが特徴で、乗車するには乗車券+指定席券が必要になる。指定席券は510円だが、閑散期は310円になる。なお、下り列車は豊橋−大垣間は全席自由席扱いになり、指定席券がなくても乗車できる。指定席券はJRの「みどりの窓口」やJR乗車券を取り扱っている旅行会社などで、始発駅を発車する日の1ヵ月前の朝10時から購入できる。

JR CYBER STATION」で空席の確認ができる。閑散期とは1月16日〜2月末、6月、9月、11月1日〜12月20日の期間の月〜木曜日(祝日およびその前日と振替休日を除く)(画像クリックで拡大)

 東海道線には古くから夜間も走行する普通列車が存在していたが、1960年代後半には東京―大阪間を結ぶ普通客車列車一往復に減少していた。そして1968年(昭和43年)10月のダイヤ改正(いわゆる「ヨン・サン・トオ」改正)でこの列車は廃止される予定だったが、廃止が発表されると存続を望む声が集まり、当時の国鉄総裁の判断により、東京−美濃赤坂間(後に大垣に変更)の下り列車と、大垣−東京間の上り列車を電車で運行することになった。やがてこの列車は「大垣夜行」と呼ばれるようになり、これが「ムーンライトながら」の前身に当たる。