2009年1月の北米国際自動車ショーで初披露された新型プリウス。注目度は高く、大勢の報道陣が取り囲んだ(画像クリックで拡大)

 2009年1月に開催された北米国際自動車ショー(デトロイトショー)で、トヨタのハイブリッドカー、新型「プリウス」の北米仕様が世界初披露された。初代プリウスは1997年にデビューし、2003年にフルモデルチェンジを受けて現行の2代目にバトンタッチ。そして3代目の新型プリウスは、日本では09年5月中旬に発売する予定だ。09年2月にホンダが発売した新型「インサイト」という強力なライバルに対して、新型プリウスはどんな進化を遂げているのか、北米仕様でチェックしてみた。

新型プリウス。ボディー形状は現行プリウスと同じ5ドアハッチバック(画像クリックで拡大)

 新型プリウスは、エンジンを2代目モデルの1.5Lから1.8Lへと拡大、モーター出力も50kW(68HP)から60kW(80HP)へとパワーアップした。EPA(米国環境保護庁)基準の燃費は市街地・高速道路複合モードで50mpg(マイル/ガロン)で、日本式に表記すると約21.3km/L。現行プリウスの46mpg(19.6km/L)よりも約9%向上し、新型インサイト米国仕様の41mpg(17.4km/L)を大きく上回る。

 直列4気筒エンジンは最高出力73kW(98HP)/5200rpm、最大トルク142Nm/4000rpmで、現行モデルよりも17kW、32Nmパワーアップした。モーターと組み合わせたシステム全体の出力は、2代目の82kW(110HP)に対して新型は100kW(134HP)で、2.4Lガソリンエンジン車並みの動力性能を実現している。社内テストによる時速0~60マイル(0~96.6km/h)の加速タイムは9.8秒と、なかなかの俊足だ。

新型プリウス(左)と現行プリウス国内仕様(右)。新型のヘッドライト形状は日産の新型「フェアレディZ」のようなブーメランタイプ(画像クリックで拡大)

新型プリウス(左)と現行プリウス(右)のリアビュー。新型はテールエンドの角度が垂直に近くなった(画像クリックで拡大)