やや大きめのメカノイズや排気音、それもスポーツカーの味か

バージョンSTのコックピット。インストルメントパネル中央にフェアレディZ伝統の三連サブメーターを装備(画像クリックで拡大)

 少々気になったのは、室内の騒音レベル。これは担当エンジニアも認識していて、「コスト面などの都合から、遮音についてはスポーツカーとしてなら許容できるだろう、というレベルに留まっている」とのこと。

 たしかに、エンジンのメカノイズや排気音は、やや大きめに伝わってくる。また、試乗会の拠点から一般道に出るまでの道で、路面が部分的に荒れているところでは、いきなり「ザーッ!」とロードノイズが高まる。跳ね上げた小石が、ホイールハウスの中で「カン!カン!」と音を立てるのも、ちょっと懐かしい感覚だった。

 いまどきのクルマとしてはうるさいと言わざるをえないが、速度域が上がればほとんど気にならなくなるし、わざわざ「スポーツカー」を楽しみたい向きにとっては、これも「味」と受け取れる範囲かもしれない。

バージョンST/Tは本革・スエード調ファブリックのコンビネーションシートを装備。色は写真のオレンジと黒、グレーが選べる(画像クリックで拡大)