写真集が冬の時代と言われている。155万部を超える大ヒットを記録した宮沢りえの『Santa Fe』や樋口可南子の『Water Fruit 不測の事態』など、ヘアヌードが解禁となった1990年代前半をピークとして売り上げは右肩下がり。現在では1万部を超えれば「大ヒット」の状況だという。なかでも売り上げの減少が顕著なのが女性タレントや女優の写真集だ。オリコンが発表した2008年の写真集の売り上げランキングのトップ10に入った女性写真集は、9位の『S 堀北真希・写真集』(マガジンハウス/2940円)のみ。オンライン書店bk1の2008年タレント写真集売り上げランキングでも『妄撮』(講談社)だけとなっている。

 ところが、予約だけで初版の1万部を完売し、増刷が決定した写真集がある。アイドルグループAKB48の“エース”前田敦子のファースト写真集、『はいっ。』(光文社)だ。好調の理由から見えてきた女性写真集の課題を探った。

『AKB48 前田敦子ファースト写真集 はいっ。』(光文社/2980円)
タイトルは、前田の口グセが「はいっ」だったことから、秋元康氏がつけた
(写真/菅野ぱんだ)(画像クリックで拡大)