コルグ

microKORG XL

価格:6万1950円

発売日:2008年12月14日

 Perfumeのブレイクもあって、ぐっと身近になったシンセサウンド。そこにカジュアル感を前面に押し出して登場したのが、コルグのシンセサイザー/ボコーダー「microKORG XL」だ。実売で5万円を切る手ごろな価格ながら最新のシンセサウンドが楽しめ、初心者にも優しい操作性が魅力だ。

 打ち込みやバンドで使い倒したい人はもちろん、「エレクトロポップやクラブ・ミュージックは好きだけど、シンセは難しくて良く分からない」という人にこそお薦めしたい。きっと自分で弾いてみたい音が見つかるはずだ。この新しいシンセの特徴をメーカー開発者の声を交えて紹介していこう。

シンプルで使いやすく可搬性に優れる

 シボ付きボディーにヘアラインシルバーのパネルという、往年のウーリッツァーやローズを思わせるエレピ風の外観は、並み居るシンセの中にあって新鮮だ。「まずシンセの面白さを広くアピールしたかった」(コルグ商品企画室・坂巻匡彦氏)という狙いから、こうしたレトロ感のある親しみやすいデザインが採用された。

 ミニ鍵盤仕様のコンパクトサイズで、机の上に無理なく置け、バンドの練習にも気軽に持って行ける。電池駆動に対応して、わずか2kgという軽さは、トートバッグに入れて持ち運べるほどだ。「女の子にも使ってほしい」(同開発部・金森与明氏)ということから、操作系も極めてシンプルにまとまっている。

 自由に音を作れるのがシンセの醍醐味だが、操作ボタンが多いと難しそうに見える。そこで「ボタンを取ろう」(金森氏)ということになり、レバーとダイヤルでパネルを簡素化。誰にでも直感的に使える操作系を目指した。それを端的に現しているのが音色を選ぶダイヤルだろう。

手前が垂直に落ちた「ボックス型鍵盤」まで採用した、こだわりのエレピ風デザイン。ボコーダー用のグースネックマイクが付属する(画像クリックで拡大)

コルグ商品企画室・坂巻匡彦氏。microKORG XLの企画を担当。タッチパッド式シンセ「KAOSSILATOR」やUSBコントローラー「nanoシリーズ」も手がける

コルグ開発部・金森与明氏。microKORG XLの音色を担当。ニンテンドーDS用のソフト「KORG DS-10」やグルーブボックス「Electribeシリーズ」の開発スタッフでもある