世界最大のデジタル家電総合展示会である「2009 International CES」に出展している家電メーカーは、もちろん日本のメーカーばかりではない。北米のAV機器市場では日本のメーカーと競うように韓国のサムスン電子、LG電子の製品が並んでおり、市場でも高く評価されている。

 これら韓国メーカーの製品は、毎年10月前後に幕張メッセで開催されるCEATEC JAPANには出展しておらず、日本国内でも販売されていない。そのため普段は日本のメーカーと比較してどれだけの技術があるかも伝わってこない。そこで今回はサムスン電子、LG電子のテレビを中心に、その展示内容をレポートしよう。

LEDバックライト駆動液晶テレビを全面に押し出すサムスン電子

 サムスン電子は、テレビを中心にBDプレーヤーやホームシアターシステム、ビデオカメラから、携帯音楽プレーヤー、携帯電話までを展開する総合メーカーだ。気になる大画面テレビは液晶テレビ、プラズマテレビの両方でラインアップを展開する。

 ブースの規模はソニーやパナソニック、東芝などと並ぶ最大クラスで、特に大画面テレビの展示にスペースを割いていた。

サムスンブースはLVCC(ラスベガスコンベンションセンター)のセントラルホールの一角にある。ブルーを貴重にしたクールな演出は、ソニーブースを彷彿(ほうふつ)とさせる(画像クリックで拡大)

サムスン電子の液晶テレビは「LUXIA」ブランドで展開。「LUXIA 6000/7000/8000シリーズ」はLEDバックライト搭載だ(画像クリックで拡大)

プレスカンファレンスで発表された超薄型プラズマテレビ。薄さ1.1インチ(約2.8cm)以下で、従来比70%のスリム化を実現した。チューナーも内蔵している(画像クリックで拡大)

高速駆動で動画性能を向上させたプラズマ技術。日本勢ではパナソニックが展示していたものと同等で、動画解像度は1080本(画像クリックで拡大)

液晶テレビの240Hz駆動技術。映画の映像を滑らかに変換する技術もデモ展示していた。LEDバックライトの搭載でメガ(100万:1)コントラストを実現しており、液晶技術も進んでいる(画像クリックで拡大)

LEDバックライトによる液晶テレビの省エネ技術もデモを実施していた。PDP(プラズマディスプレイパネル)も従来比30%減の高効率パネルを展示。(画像クリックで拡大)

北米のテレビで標準となりそうなネットワーク機能「TV Widget」のデモ。日本で言うソニーの「アプリキャスト」を、「アクトビラ」のように標準化したものだ。日本勢では東芝も参加している(画像クリックで拡大)

丸みを帯びたスリムデザインのBDプレーヤーは、日本のプレス関係者からも好評だった。単体以外に2.1chのスピーカーと合わせたシアターパッケージも発売する(画像クリックで拡大)

2Dのゲームや映画をリアルタイムで3Dに変換し、3Dメガネで視聴する技術デモを実施。シャッタータイプを使ったもので、かなり実用的なものだ(画像クリックで拡大)

メガネなしの裸眼で見られる3Dディスプレイ。かなりギラギラした映像で、実用化までまだまだ時間がかかりそうだ(画像クリックで拡大)