「2009 International CES」のLVCC(ラスベガスコンベンションセンター)のセントラルホールには、日本の大手AV機器メーカーのブースがズラリと並ぶ。CEATEC JAPANなど日本の展示会と同じ光景ではあるのだが、世界に向けて初公開する場として利用する企業も多いため、CEATEC JAPANでは見られなかった展示物が数多く見受けられた。

 特に展示内容が充実していたメーカーがパナソニックだ。新液晶技術「NeoLCD eco」と新プラズマ技術「NeoPDP eco」という2つの日本未公開の薄型ディスプレイ技術を実写デモで強調し、テクノロジーリーダーぶりを見せつけた。北米を中心に2008年の一つのキーワードであった「3D」についても同様だ。こちらはCEATEC JAPANに引き続き、ブース内に103V型のPDPを使ったフルHD 3Dシアターを設置してデモを行っていた。会場内の各所で見られた3D技術の中でもパナソニックの3D技術は高画質と評判で、常に行列の絶えない盛況ぶりだった。

LVCCのパナソニックブース。毎回横長のブースを構えている。「Living In High Definition」が北米のキーワードだ(画像クリックで拡大)

プレスカンファレンスで予告した「NeoPDP eco」の50V型モデル。厚さ8mmの超薄型ディスプレイをワイヤー吊り展示するなど、展示方法もユニークだった(画像クリックで拡大)

「NeoPDP」は遂に動画解像度1080本を達成。ADPC(次世代プラズマ開発センター)準拠の動画解像度測定器を無限ループで動作させ、リアルタイムで測定して証明する徹底ぶりだ(画像クリックで拡大)

エコ重視の「NeoPDP eco」技術のデモも行われた。2010年に実用化予定の技術で、新放電素材により2007年のPDP(プラズマディスプレイパネル)と比べて使用電力を約3分の1に抑えながら、同等の輝度を達成している(画像クリックで拡大)

「NeoLCD」は部分駆動LEDバックライトの搭載により、コントラスト比200万:1を達成。液晶テレビの高画質化はパナソニックも追従することになる(画像クリックで拡大)

プレスカンファレンスで発表したポータブルBDプレーヤー「BMP-15」。8.9型液晶サイズのボディーでBDの再生に対応。バッテリーは標準3時間再生で、6時間のオプションバッテリーも用意。HDMI出力にも対応する(画像クリックで拡大)

CEATEC JAPANにも出展した「フルHD 3Dシアター」。シャッター式のメガネをかけて視聴するタイプで、3Dでも解像度が失われず非常に見やすい。パナソニックはBD標準規格への採用を目指すとのことだ(画像クリックで拡大)

北米テレビ向けに、iPod内の音楽やビデオを直接テレビで表示・再生するデモも実施。北米向けのネットワークサービス「VIERA Cast」もすぐ隣でデモしていた(画像クリックで拡大)

BD関連では、BDプレーヤーにアンプを内蔵し、ワイヤレススピーカーとセットで使用するワイヤレスオーディオシステム「SC-ZT1」を公開。日本発売は未定だ(画像クリックで拡大)

テレビコーナーとは別に「エコ」ブースも用意。2009年モデルの消費電力は2006年比で半減と見せられると、数年来の省エネ技術を再認識させられる(画像クリックで拡大)