深夜の時間帯が、テレビアニメの激戦区になって久しい。現在、関東圏の地上波テレビで放送している深夜アニメの数はおよそ30作品にも上る。そして、そのうちの半数以上がいわゆる“萌えアニメ”と呼ばれるジャンルで占められ、すっかり深夜アニメの定番となっている。
そうした固定化が進む深夜枠の中で、新しい方向性に挑戦した作品があった。2008年7月から9月まで、テレビ東京系が水曜深夜に放送した『スレイヤーズREVOLUTION』だ。『スレイヤーズ』と聞いて、「懐かしい!」と思った読者も多いのではないだろうか。
『スレイヤーズ』は1995年から97年までの3年間、金曜日の18時台にシリーズ3作品(『スレイヤーズ』『スレイヤーズNEXT』『スレイヤーズTRY』)が放送されていた。神坂一の同名ライトノベルが原作で、主人公の少女・ リナ=インバースが魔族と神々の存在する世界で仲間とともに冒険を繰り広げる“正統派ファンタジー”だ。
さまざまな魔術を使って繰り広げられる迫力の戦闘シーンと、ギャグアニメさながらのキャラクターたちのコミカルなやり取り、そのバランスが絶妙に保たれていることが『スレイヤーズ』の魅力だろう。
昨年、11年ぶりに復活した『スレイヤーズREVOLUTION』
【あらすじ】リナは“自称”天才美少女魔道士という、超・勝ち気な女の子。懐が寂しくなると盗賊を襲撃して財を巻き上げる、という破天荒な趣味を持ち合わせており、悪党の間にも「盗賊キラー」としてその名が知れ渡っている。
そんなリナと行動をともにするのは、彼女の保護者を自認する青年剣士・ガウリイ。ある日、盗賊に絡まれていたリナを助けたことがきっかけで、それ以来旅を続けている。加えて、あることがきっかけで顔が石のようにされてしまった男・ゼルガディスと、王家の王女で並外れた正義感を持つアメリアを合わせて、4人の男女が冒険の旅を繰り広げる。
(C)神坂一・あらいずみるい/富士見書房/スレイヤーズR製作委員会









