ソニーが満を持してミニノート市場に参入する。2009年1月8日、8型ウルトラワイド液晶を備えるミニノート「VAIO type P」を1月16日に発売すると発表した。横長のボディーで16.5mmのキーピッチを確保。小さいながらもキー入力性を重視して他社製品との差異化を狙った。約588g(最軽量構成時)と軽いのも特徴だ。CPUにAtom Z500番台を採用し、OSにWindows Vistaを搭載する。店頭販売価格は10万円前後。

ソニーが1月16日に発売するミニノート「VAIO type P」。横長で小型の本体はポケットにも入る(画像クリックで拡大)

 ミニノート市場は昨年の夏頃から急速に立ち上がり、年末にはノートPCの2割を占めるほどに成長(関連記事)。ヒットの一番の要因は“5万パソコン”などと呼ばれる価格の安さだ。イー・モバイルとのセット販売によって100円で購入できる機種もある。アスーステック・コンピューターや日本エイサーなどの台湾メーカー勢と日本ヒューレット・パッカードやデルなどの米国メーカー勢を中心に激しい価格競争を繰り広げている。国内メーカーも東芝、NEC、富士通、オンキヨー、工人舎などが昨年、ミニノートを投入したが、相次いで新製品投入する海外メーカー勢に押され気味だ。

 ソニーはAtom登場前から「VAIO type U」という小型軽量のパソコンをラインアップしていた。小型軽量パソコンを早くから手がけてきた実績を持ち、Atom搭載ミニノートの投入も早くから噂されていた。VAIO type Pの店頭販売モデルは10万円前後とミニノートとしては高価。ただ高解像な液晶やトラックポイント付きのキーボードなど付加機能を盛り込んで、シンプルで手ごろな他社製品との違いを鮮明にしている。予算や好みで仕様や色を選べる「VAIOオーナーメードモデル」なら7万9800円前後で購入可能。機能を抑えれば、ライバル製品との価格差は2万~3万円程度で済む。

 安さがウリのミニノート市場の中で、高級路線を行くVAIO type Pがどう受け入られるのか注目だ。

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