ディスプレイには日立の薄型大画面テレビ「Wooo UT42-XP770」を使用。「アクトビラ ビデオ・フル」はもちろん、2008年12月19日に開始される「アクトビラ ビデオ・ダウンロード」にも対応する多機能機だ(画像クリックで拡大)

 2008年12月1日に日本放送協会(以下、NHK)が映像配信サービス「NHKオンデマンド」をスタートした。公共放送のネットワークサービスとして、“放送の通信の融合”の新しい形として、NHKオンデマンドの開始に注目してきた人も多いことだろう。

 12月1日に開始したサービスは、NHKサイト内からアクセスできるPC向け映像配信、対応テレビ向けの「アクトビラ ビデオ・フル」サービス、同じく「ひかりTV」、CATV(ケーブルテレビ)の「J:COMオンデマンド」の3つのパターンがある。大画面テレビユーザーが注目したいのは、今年に入って活況を帯びてきたテレビ向けのネットワークサービス「アクトビラ」を通じたサービスだ。

 今回はNHKオンデマンドのサービス開始当日から約1週間、日立製作所の薄型大画面テレビ「Wooo UT770シリーズ」を利用した使用感をレポートしてみよう。

テレビでアクセスした「アクトビラ」のトップ画面。2008年6月には「TSUTAYA TV」も参入するなど、テレビ向けの各社共通映像配信プラットフォームとして急成長を遂げている(画像クリックで拡大)

「アクトビラ ビデオ」のトップページ。アクトビラ ビデオには映像事業者各社が作品を提供しており、NHKオンデマンドもその中の一社として位置付けられる(画像クリックで拡大)

 NHKオンデマンドの概要を簡単におさらいしておこう。なお、ここでは原則としてすべてのアクトビラを通して利用できるサービスを前提とする。

 NHKオンデマンドはNHKがスタートした、NHKの番組を配信する有料サービスだ。視聴手続きをするとインターネットを通じてストリーミングで再生する「ビデオ・オンデマンド型」のサービス形態となっている。自宅でテレビのリモコンを操作するだけで利用できるなどといった基本的な条件は、アクトビラのサービスに準じている。

 NHKオンデマンドのテレビ向けの映像配信では全作品を「アクトビラ ビデオ・フル」のフォーマットで提供しており、ハイビジョン画質にも対応。作品は当初から130番組以上、1200本以上をそろえる。利用できる機器はアクトビラ ビデオ・フル対応機器と共通で、今回利用した日立製作所の「Wooo UT770シリーズ」以外には、シャープ「AQUOS XS1/RX5シリーズ」、パナソニック「VIERA PZR900/PZ800シリーズ」、東芝「REGZA ZH7000/Z7000/ZH500/ZV500/Z3500シリーズ」が対応する。テレビ以外ではパナソニックのBDレコーダー「DMR-BW730/830/930」、ソニーのネットワークTVボックス「ブラビアユニット BRX-NT1」が対応している。映像をストリーミングで配信するため、インターネット回線も実効速度12Mbps以上のFTTH(光ブロードバンド環境)を推奨している。

 NHKオンデマンドの概要は以上の通りだが、アクトビラのサービスも含めて実際の機器を使わないと実感のわかない人も多いことだろう。次ページから実際の画面を掲載しながらサービスの内容を見ていくこととしよう。