キヤノン

EOS 5D MarkII

発売日:2008年11月26日

実売価格:29万8000円(ボディー)

実売価格:39万8000円(EF24-105L IS U レンズキット)

このモデルの注目ポイント ライバル機種はズバリこれ!
・集光効率を高めた有効2110万画素フルサイズCMOSセンサー
・3型の高精細液晶+ライブビューを搭載
・フルHD対応の動画撮影機能
・初心者に最適なクリエイティブ全自動モード

 キヤノンの「EOS 5D MarkII」(以下、5D MarkII)は、35mm判フルサイズセンサーを搭載したデジタル一眼レフカメラだ。「MarkII」の名前からも分かる通り、発売から3年もの間高い人気を誇ったベストセラー機「EOS 5D」(以下、5D)の後継モデルである。

ハイエンドのプロ向け機「EOS-1Ds MarkIII」と同じ有効2110万画素に

 5Dが発売された2005年9月当時、ニコンはまだフルサイズデジタル一眼レフを市場に投入しておらず、「フルサイズ」といえば実質的にキヤノンの製品を指すまでになっていたほどだ。

 当時のフルサイズ機といえば、プロ向けモデル「EOS-1Ds MarkII」が定番だったが、90万円前後ときわめて高価だった。それに対し、5Dは30万円台後半で店頭に並び、当時はフルサイズ機の価格破壊という感覚だった。

 それまでのフィルム一眼レフと同様に見える大きなファインダーと、使い慣れたレンズの画角がそのまま使えるデジタル一眼レフとして、古くからの写真ファンやプロカメラマンに広く愛用された。

いよいよ発売を迎えた、キヤノンのハイアマチュア向けフルサイズデジタル一眼レフ「EOS 5D MarkII」。撮像素子の高解像化+ゴミ取り機能の装備、液晶モニターの大型化、ライブビュー+動画撮影機能など、多くの機能を盛り込んでパワーアップを図っている(画像クリックで拡大)

 今回のモデルチェンジの大きな目玉は、画素数の大幅アップだ。5Dの有効1280万画素から有効2110万画素となった。現在のフラッグシップ機「EOS-1Ds MarkIII」(以下、1Ds MarkIII)と並ぶ画素数になったのがポイントだ。1Ds MarkIIIは、画像処理エンジンに旧世代の「DIGIC III」を搭載しているのに対し、5D MarkIIは最新の「DIGIC 4」を採用。画質への期待も高まる。

 実際に5D MarkIIを手にして感じたのは、APS-Cサイズセンサーを搭載したミッドレンジ機「EOS 50D」とデザインや仕上げが似ていることだ。ただ、50Dは液晶モニターの大型化に伴い、背面の操作ボタン類が液晶モニターの下に横一線に並ぶ特殊なレイアウトとなっている。それに対し、5D MarkIIはボタン類を液晶モニター左に縦に配置するオーソドックスなレイアウトである点が大きく違う。

ペンタプリズム部は、左右にくっきりとした稜線が入ったこともあり、EOS 5Dと比べてよりシャープで精悍な印象になった。背面の液晶モニターは大型になっただけでなく、高性能機で主流の92万ドットタイプに代わり、ピントの確認などがしやすくなった(画像クリックで拡大)