今年で32周年を迎えたロングセラー商品の日清食品「日清のどん兵衛」。この人気商品は今年リニューアルして、まっすぐな麺を使った生麺感覚の「ぴんそば」になった。

麺が縮れていない「ぴんそば」。開発陣の念願だったストレート麺だ(画像クリックで拡大)

 画期的なのは、「ぴんそば」の名の通り、麺が真っ直ぐストレートになったことだ。一般にカップ麺の麺は縮れたウエーブがついている。それは、製造工程でめんが互いにくっ付くことを防止するため、あえてめんにウェーブをかけるためだ。乾麺と違いカップ麺は、丸い容器に乾燥麺を収めなければならないこともあり、そば本来の真っ直ぐな麺を実現するのは困難、というのが業界の常識だった。

 しかし、そばは本来、真っ直ぐが基本。「実はどん兵衛の発売当初から、麺を真っ直ぐにする研究は始まっていました」と語るのは、開発に携わったマーケティング部の山田孝和ブランドマネージャーだ。幾度となく試行錯誤を繰り返し、ついに32年目にして、新開発の特殊製法(特許申請準備中)により、真っ直ぐの麺を実現した。