※この記事は11月3日時点の情報です。

 短いながら衝撃的なホラー動画が8月末よりインターネットで公開・配信されている。この「裏ホラー」と呼ばれるプロジェクトの仕掛人は一瀬隆重氏。『リング』などでホラーブームを巻き起こした日本を代表するインディペンデント・プロデューサーだ。ハリウッドと東京を拠点に活躍する一瀬氏に「裏ホラー」の狙いと映画界の現状について聞いた。

一瀬隆重(いちせ たかしげ)
オズ代表取締役、オズラ・ピクチャーズ社長
1961年、兵庫県神戸市生まれ。1985年『星くず兄弟の伝説』でプロデューサーとしてデビュー。以後『帝都物語』『リング』『呪怨』『犬神家の一族』などを世に送り出す。日本人として初めて20世紀フォックスと「ファースト・ルック契約」(企画を優先的に見せる契約)を結んだプロデューサー。著書に『ハリウッドで勝て!』。最新作は『GOEMON』(2009年5月公開予定)
一瀬隆重公式ブログ|TAKA ICHISE BLOG|:http://www.takaichise.com/blog/

 「幽体離脱」「スプーン曲げ」「襲われたアイドル」など、短いながら衝撃的な動画が9本、「裏ホラー」と呼ばれるサイトで8月末から配信されている。一見、ドキュメンタリーのような映像――。いったいこれはなんの映像なのか? なにかを予告しているのだろうか? 当初は全作品をパソコンと携帯電話で無料で視聴できたが、現在は「幽体離脱」全編とそれ以外の8作品の前半が無料公開され、各作品の全編はShowTime、Yahoo!動画などで有料配信されている。11月7日には未公開作品を含む一夜限りの上映イベントを渋谷で開催し、続いて21日にDVDを発売予定ということだが……。

 謎の多いこのプロジェクト「裏ホラー」の仕掛人は一瀬隆重氏。1980年代半ばから娯楽映画の製作を手がけ、『リング』『呪怨』でホラーブームを巻き起こした日本を代表するインディペンデント・プロデューサーだ。

 『リング』(中田秀夫監督、1998年公開)は「怖さ」に特化した純粋なエンターテインメントとして世に送り出され、後に「Jホラー」の代名詞的存在となった。その興行収入はシリーズ合計で80億円に及び、ドリームワークスによるリメイク版も全米で公開されている。

 また、もともと低予算のVシネマだった『呪怨』(清水崇監督、2003年公開)は東京・大阪で各1館というスタートながら、最終的には100館以上での公開を果たした。同作のハリウッド・リメイク版『The Grudge』(原題;日本版タイトル『THE JUON/呪怨』)は、初登場から2週連続で全米興行収入第1位を獲得した。

 これにより、日本人として初めて全米を制したアメリカ映画のプロデューサーとなった。その後、やはり日本人として初めて20世紀フォックスと「ファースト・ルック契約」(企画を優先的に見せる契約)を結ぶなど、ハリウッドを拠点に活躍している一瀬氏に「裏ホラー」の狙いと映画界の現状について聞いた。

【一夜限りの「裏ホラー」“最終解禁”】(イベント上映)

未公開3編を含む12編をDVD発売前に上映。

・日時:2008年11月7日(金) 21時開始(22時30分頃 終了予定)
・場所:渋谷シアターTSUTAYA シアター2(2F)
※詳細並びにチケット(料金1200円)購入は以下のサイトから。
<公式サイト>http://www.urahorror.com/
<チケット購入>http://q-ax.smartreserv.jp/(PC)、http://q-ax.smartreserv.jp/m/(モバイル)