ウィルコムが10月9日に発表した「どこでもWi-Fi」のプロトタイプが、モリゲームズブースにて展示されている。どこでもWi-Fiはウィルコムのデータ通信モジュールを搭載した無線LANアクセスポイントで、これを利用することでウィルコムエリア内ならどこでもニンテンドーDSやPSPのWi-Fi機能を使ったネット対戦などを利用できるという。

本体カバーを外した状態。4本の単三型エネループで駆動する。左側から挿入するW-SIMモジュールはW-OAM対応のRA420AL(画像クリックで拡大)

 当製品はウィルコムとバッファロー、三洋電機の開発によるもの。ニンテンドーDSやPSPとのWi-Fi接続設定は、バッファローのAOSS機能で簡単に行える。電源はエネループ推奨の単三電池4本またはACアダプター。バッテリー駆動時はPHSとWi-Fiを同時に連続接続した状態で約2時間動作するという。製品販売時には、エネループとエネループ用充電器が同梱される。なお、どこでもWi-Fi本体でエネループを充電することはできない。

 通信モジュールのW-SIMはW-OAM対応のRA420ALを同梱。最大204kbpsの通信速度で接続できる。ブースでは実際に接続できる展示は行っていないものの、プロトタイプを使ってニンテンドーDSなどでの通信対戦を快適に行えたという。ネットゲームは数十kbpsの通信速度があれば十分なうえ、W-OAM対応のPHS網は遅延時間(RTT)が短いため、アクションゲームにも対応できたとのことだ。ニンテンドーDSやPSP、iPod touchを利用するユーザーが簡単に利用できる通信環境として提供したいという。

本体前面。左にPHS、右にWi-Fiの接続を示すLEDを搭載。ACアダプター駆動にも対応(画像クリックで拡大)

上部にはAOSSボタンを搭載。ニンテンドーDSやPSPと簡単に接続できる(画像クリックで拡大)

 発売は2009年春を予定。価格は未定だが、今回の展示の反響も参考にして決定するとのことだ

(文/島 徹)