ソニー

ウォークマン Sシリーズ

実売価格:1万3800円~

発売日:2008年10月25日

 ウォークマンの新型「Sシリーズ」が発表された。「動画再生のできる薄型モデル」というキープコンセプトのモデルチェンジで、液晶が1.8型から2.0型へ拡大されたのが、既存の「S710F/610F」シリーズと大きな違い。

 「S730F」シリーズがノイズキャンセル機能付き。「S630F」シリーズはそれを省いた廉価版という位置付けで、メモリー容量はいずれも4/8/16GBの3種。今回はスピーカーをセットした「S630FK」シリーズもバリエーションに加わり、4/8GBの2種が用意される。このスピーカーはウォークマン本体の電源を利用しているためアウトドアでも使える。FMラジオと本体録音機能は全機種に付く。

スピーカーが付属する「S630FK」シリーズ。4GBモデルが1万7800円、8GBモデルが2万1800円(画像クリックで拡大)

アピールポイントがiPod nanoと瓜二つ

 既存モデルと比較した場合、大きく向上したのは外装の質感だ。どちらも金属製アウタースキンを与えられ、S730シリーズはヘアライン、S630はシボ加工を施されている。そのため上位機種のAシリーズ並みに質感は向上しているし、どちらも短いストロークでカチッと決まるスイッチの感触がいい。

 今回新たに追加されたのが「おまかせチャンネル」という自動選曲機能だ。気分に合わせたプレイリストを自動生成する機能なのだが、その結果として、アピールポイントが同時期に発売されたアップルの「iPod nano」(関連記事)と瓜二つになってしまったのが面白い。

 カラーバリエーションはどちらもオンライン専売モデルを含めて全9色。iPod nanoの薄さ6.9mmに対し、ソニーは「ウォークマン史上最薄」の7.5mmをうたう。iPodシリーズには音楽配信とリンクした自動選曲機能の「Genius」が導入されたが、それに対応するのがウォークマンの「おまかせチャンネル」というわけだ。

 ウォークマンにあってiPod nanoにないものは、本体内蔵のノイズキャンセリング機構(S730Fシリーズのみ)とFMラジオ。同容量モデルならS630FシリーズとiPod nanoの実売価格は同じで、機能で選べばウォークマンの方がお得。あと3000円ほどプラスすると、ノイズキャンセリング付きのS730FWシリーズが買えるという設定になっている。

 なお、欧米モデルでは既にATRAC形式は廃止され、ドラッグ&ドロップの簡単な転送方式に変更されている。だが今回のモデルチェンジでも、国内モデルは従来通り「SonicStage CP」を使って転送し、DRM方式のOpenMGやATRACは継続する。

ヘアライン加工の「S730」シリーズ(左)、シボ加工の「S630」シリーズ(右)(画像クリックで拡大)