アップルは2008年9月12日、「iPhone 3G」をバージョン2.1へアップデートするソフトウエアを公開した。今回のアップデートはiPhone 3G発売以来初めてiPhone OSの小数点一ケタが変化する重要なアップデートで、複数の機能追加や仕様変更が行われている。この記事では短時間でのテストではあるが、アップデート前とアップデート後のバージョンアップ内容において、iPhoneの実用性がどの程度改善されたかについて検証する。
iPhone 3G発売以来の大型アップデートも機能改善が中心
今回のアップデートによりiPhone OSは2.0.2から2.1へとバージョンアップしたのだが、アップデート内容の多くは現在のiPhoneが抱える不具合の修正やパフォーマンス向上が中心だ。目立つ新機能の追加は「Genius」のサポートのみとなっている。
iPhone発表時には、目玉機能の一つである追加アプリ向けプッシュサービス「Apple Push Notification Service」の実装を9月と予告していただけに、肩すかしを食らった人もいるだろう。だが、iPohne 3Gには各国で通信品質やバッテリーの持ち、日本では日本語入力の使いづらさも含めた不満が噴出していただけに、iPhone 3Gユーザーにとっては、大がかりな新機能の実装よりも待ち望まれていたアップデートといえる。
■iPhone OSのアップデート内容 (原文ママ)
- 通話発信時のエラーと通話中のエラーによる回線切断の発生頻度の減少
- ほとんどのユーザを対象としたバッテリー寿命の劇的な向上
- iTunesへのバックアップの所要時間の劇的な減少
- メールの信頼性の向上(特にPOPおよびExchangeアカウントのメールフェッチ時)
- 他社製アプリケーションのインストールの速度の向上
- 他社製アプリケーションが多数インストールされている場合に
ハングおよびクラッシュを生じる問題の修正 - SMSのパフォーマンスの向上
- アドレスデータの読み込みおよび検索速度の向上
- 3G信号強度表示の正確性の向上
- バッテリー寿命の劇的な向上
- SMS着信時の警告音繰り返し機能(2回まで追加可能)
- パスコード入力に10回失敗後のデータ消去オプション
- Geniusプレイリスト作成機能
アップデート作業はPCまたはMacのiTunes上で行う。Geniusの利用には先日公開されたiTunes8が必要なので、できれば先にiTunesのアップデートを行っておこう。アップデートは同期画面から「更新ファイルを確認」を押す事で開始。筆者の環境では約15分ほどかかった。これ以上かかる可能性もあるので、なるべく時間の余裕があるときに行おう。











