着うたサイトやゲームサイトといった携帯コンテンツだけでなく、企業が展開する携帯向けオフィシャルサイトまでもが、動画やフラッシュなど高度な機能をフル活用したリッチな内容を展開している。

 しかし手元の携帯電話で、これらの進化した携帯サイトを全て快適に利用できるとは限らない。では一体、どれくらいの機能を備えていれば、快適に利用できるのだろうか。また、これから端末を買い換える場合は、どのようなものを選べばよいのだろうか?

進化する携帯サイトに対応できているか?

 前回の記事で説明した通り、携帯サイトの世界は今やコンテンツだけでなく、企業サイトなどにおいてもリッチな機能が使われるようになってきている。だが、実際手元の携帯電話でそうした機能が使えるかどうか……というと、それはまた別の問題だ。そこでまず、最近の携帯サイトに使われている機能がどのようなものであるかを、改めて確認していこう。

 携帯サイトのリッチ機能の中でも、最も多く活用されてきているものの代表として挙げられるのが「Flash」だ。携帯サイトにおけるFlashは、PCのように広告や演出の一部としてというより、キャリアポータルのトップページのように、Webサイト全体を置き換え、インターフェースとして使われることの方が多い。

 さらに最近では、ノベルティとして配信するコンテンツに、Flashが利用されるケースが増えている。単なる画像よりも高い表現力を持つことから待ち受けとして採用されることが多いのはもちろんだが、現在ではゲームにも活用されるケースが増えている。これは、iアプリなどの携帯アプリはキャリアによって環境が大きく異なるが、Flashであればキャリア間の環境差が非常に小さく、より多くの携帯電話に対応させることができるというのが大きな理由といえるだろう。

 動画も、比較的多く活用されることの多いツールだといえよう。CMやWeb動画などといった既存の映像コンテンツをそのまま活用できることから、特に企業サイトにおいては多く活用される例が目立つ。最近では携帯電話のアプリ機能を使って映画などの長時間動画を配信するコンテンツも増えているが、多くの携帯サイトで配信されているものは、携帯電話内蔵のプレーヤーで再生可能な、15〜30秒程度のものが主流となっている。

 他にも比較的新しい機能として、プッシュ配信や着せ替えツール、装飾メールなどが、対応端末の広がりと共にコンテンツやノベルティなどに活用されるようになってきている。また従来備えているカメラやQRコード、GPSといった機能も、よりユニークな形で活用される例が見られる。

 無論携帯サイトを利用する上で、こうした機能が必ずしも全て必要という訳ではなく、中にはコミュニティ系のコーナーのように、従来の携帯ブラウザー機能のみで利用できるものもある。だがより多くの機能に対応していれば、それだけ楽しみが増えるというのもまた事実だ。